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楽天・今野龍太、震災経験から新たな挑戦へ

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◇11日 オープン戦 楽天―ヤクルト(静岡市・草薙球場) 東日本大震災の発生から14年となった11日、宮城県出身で中学時代に地震を体験した楽天の救援右腕今野龍太投手(29)が、その思いを新たな挑戦の糧にしている

今野選手は、楽天に在籍するのは実に6年ぶりであり、地元への強い感情が彼のプレーに影響を与えている

被災時の記憶

今野選手は、震災が発生したのは中学最後の卒業式のさ中であったと振り返る

「卒業式後の懇親会中に地震が来た」と語り、当時の強い揺れに驚いた様子を伝えた

彼が属していた岩出山中学校は震度5強を記録し、内陸だったため津波の影響はなかったものの、停電によって町全体が混乱した

その経験が、彼の人生において大きな転機となった

プロ入りの経緯

今野選手は、その後、岩出山高を経て、2013年のドラフトで楽天から9位指名を受けた

加入直後には、チームが日本シリーズで巨人に勝利し、初の日本一を達成

この時の経験から「野球ができることが当たり前ではない」と感じるようになり、より一層の励みとなったという

再び楽天へ

彼は入団6年目の2019年には一度戦力外となり、ヤクルトに移籍

その後、昨季オフに金銭トレードで再び楽天に戻ってきた

今季は再々起のシーズンであり、「楽天にいた頃は思うように成績が出なかったが、成長した姿を東北の方々に届けたい」と意気込む

チーム内の競争
始まる新シーズンに向けて、今野選手はチーム内でのサバイバル競争に勝ち、開幕ベンチ入りを目指している

今野選手のストーリーは、逆境に立ち向かう力強さを感じさせます。震災の影響を受けながらも、彼がプロ野球選手として再起を図る姿勢は、多くの人に勇気を与えるでしょう。また、地元を思う気持ちが強く、彼のプレーに良い影響を与えることが期待されます。
キーワード解説

  • オープン戦とは?:プレシーズンに行われる試合で、各チームが本番の開幕に向けて調整を行うためのものである。
  • ドラフトとは?:プロ野球チームが新人選手を獲得する際に行う選手選抜のことで、選手の獲得順序を決定する。
  • 戦力外とは?:チームが選手の契約を解除することを指し、選手は他のチームでの契約を試みることになる。

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