九回2死走者なしで無安打のまま、継投によるノーヒットノーランという屈辱が迫る中、救ったのは阪神・前川右京外野手（21）だった
「1打席目は真っすぐのタイミングも全部遅れていた
だいぶ早めに始動をとっていけた」と振り返る彼は、六回に代打として登場
西武の守護神・平良から151キロの直球を受けたが、最初の打席では詰まって二ゴロに倒れた
反省を生かし、再度の打席でウィンゲンターの150キロ超の速球にミート
打球は二遊間へ飛び、好捕した遊撃手・滝沢の一塁送球がショートバウンドとなり、捕球した一塁手の足がキャンバスから離れた結果、判定はセーフ
西武・西口監督はリクエストするも、判定は覆らなかった
前川は屈辱を免れるべく全力疾走で一塁に到達
「H」ランプがともった
このオープン戦での打率は455（22打数10安打）、3本塁打、6打点と絶好調を維持しており、「左翼」の定位置はほぼ確定的だ
阪神の藤川球児監督（44）は「ベンチでも非常にゲームに集中しており、自分たちの前で見せる姿も立派」と彼の成長を認めている
だが、ノーヒットの危機を救った一打を放ったにも関わらず、前川は「ヒットより、1点を取られた方の送球をちゃんとしないといけない」と反省の言葉を口にした
0－0の状態で迎えた七回、2死一、二塁から決勝点を許した場面では、長谷川の左前打にチャージしたが、カットマンへの送球がやや逸れ、高寺の本塁送球も失敗に終わった
前川は「低く、強い送球を投げられるようにしなくてはいけない」と猛省し、試行錯誤が続く
前川の1軍デビュー戦は2023年5月30日、西武戦だった
「6番・DH」で先発出場しながらも、3打数無安打となり、1軍と2軍の違いを痛感した
彼は「2年ぶりで、だいぶ成長してきていると思う
ちゃんと（バットが）振れている」と語る
今後の更なる成長が期待される
阪神・前川右京選手が、ノーヒットノーランの危機を打破する重要な一打を放ったことは、チームにとって大きなプラスとなる。彼の成長と成績は目を引くものであり、チームの今後を担う存在となるかもしれない。ただし、彼自身の守備面や自己反省の姿勢にも課題が残る。選手としてさらなる向上が期待される。
ネットの反応
阪神タイガースの前川右京選手が行った七回の送球プレーが話題を呼んでいます
このプレーでの送球が二塁側に逸れたことから、ファンたちからは様々な意見が寄せられました
「アウトだと思った」と感じたファンもいれば、「これがあると投手は厳しい」と心配の声も上がっています
中には、肩の強さが不足していることを指摘しつつ、「その分、打撃でカバーしてほしい」と望むコメントもありました
また、前川選手の守備面についての意見も多く寄せられています
「打球への入り方は上達しているが、送球が過去の課題」との声があり、今後の成長を期待するコメントも見受けられます
「守備が改善されるのを待っている」といった応援の声もあり、ファンの期待は大きいです
前川選手自身も、「低く、強い送球を投げられるように」すると反省し、前向きな姿勢を見せています
しかし、肩の強さについてはやはり心配が根強く、「努力で改善できるのか」といった疑問もありました
その一方で、「打撃に期待している」と希望を持つファンもあり、今後のパフォーマンスに注目が集まります
このように、前川選手への期待と共に、守備の改善への願いが多くのコメントから読み取れます
ネットコメントを一部抜粋
ランナーが三塁を回った時にアウトだと思った。
前川は肩は強いから見てて安心できる。
この子が、打たなくてもひどい守備ではまけたくない。
守備や打撃は練習で良くなる事があるが、肩は練習しても強くはならんのか？
打球への入り方はだいぶ上達している。あとは送球面だね。
キーワード解説
- オープン戦とは？オープン戦は、プロ野球チーム同士がシーズン前に行う試合で、選手の調整やチーム作りの場となる。
- ノーヒットノーランとは？ノーヒットノーランは、相手チームが試合中に一度もヒットを打つことができず、勝利することを指す。
- 反省とは？反省は、自分の行動や結果を振り返り、改善点を考えることで、次に生かすための考え方だ。
- 代打とは？代打は、試合中に指定された打者の代わりに登場する選手のことを指し、通常は試合中の戦局を考慮して交代される。
