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今川優馬選手、オープン戦で「左キラー」の実力を証明

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◆オープン戦 ロッテ5-2日本ハム(12日・ZOZOマリンスタジアム) 日本ハムは12日、ロッテとのオープン戦を行い、今川優馬外野手(28)がオープン戦1号となる左越えソロを含む2安打1打点と、開幕1軍へ猛アピールした

この日の結果を見て、彼は特に左右投手に対する打撃力、『左キラー』と称される特長を生かして、外野手争いを有利に進める可能性が高まった

決定的な一発

高く舞い上がった打球が左翼フェンスを越えると、二塁ベース手前に達していた今川は両拳を腰の前で強く握った

右拳を振り下ろし、感情を爆発させた瞬間だった

9回2死、ロッテの左腕・中村稔が投じた内寄りの137キロを振り抜き、オープン戦1号となる左越えソロを放った

今川選手は「正直、あの打席で打たなかったら、鎌ケ谷(2軍)だと思ってたんで、命懸けでしたね」と笑顔で振り返った

左投手相手の打率向上

今川選手はオープン戦で放った3本の長打がすべて左投手からのものであることを強調し、「左ピッチャーを打たないと、僕の一番の強みなんで

左ピッチャーが来たら、今川スタメンでいつでも出せると思ってもらえれば」とアピールの重要性を語った

さらに5回には、右投手の西野からも左前打を放ち、新庄監督も「今川くん、よう左打つね

右も打ったけど」と高く評価した

新フォームの成果

オフからの取り組みが実を結んできた今川選手

彼は体重移動を抑え、頭が突っ込まない新フォームを獲得した

これにより選球眼にも好影響が出てきた

「うまく打てたホームランだった

台湾からだいぶ感覚がつかめてきて、低めの変化球を振らなくなったので、カウントを整えられるようになった」と自信をもって話す

家族との約束を胸に

今週は千葉、福岡と遠征が続き、来週には再びエスコンでオープン戦を戦う予定となっている

「福岡で結果を残して、家に帰ってみんなに会うって約束したんで

妻と弟たちも、またみんなでご飯食べに行きたいです」と述べて、開幕スタメンを目指して渾身のアピールを続けていくことを宣言した

今川選手がオープン戦で見せた活躍は、彼が持っている「左キラー」としての強みを存分に発揮したものと言えるでしょう。特に左右投手に対する打撃力を生かし、開幕1軍の座を狙う姿勢は、彼の強い意志を感じさせます。今後の試合でもその高いパフォーマンスを維持できるか期待が高まります。
キーワード解説

  • 左越えソロとは? 野球において左打者が左投手から外野の左側へ打つホームランのことを指し、特に左打者にとっては打撃の強さを示す重要な指標となります。
  • 選球眼とは? 打者が球の軌道や変化を見分ける能力を指し、これは適切な球を打つために非常に重要なスキルとされています。
  • 新フォームとは? 打者が新たに身に付けた打撃スタイルや技術のことを指し、しっかりとした体重移動やバットの振り方の改善を含むことがあります。

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