吉川選手は4打数4安打3打点という成績を収め、順調な仕上がりを示しています
打撃の要素と結果
初回の右越え2ランホームランを皮切りに、吉川選手はその後も3回の決勝打を含む全てのイニングで得点に絡みましたこの決勝打はバットを折りながらも放たれたもので、勝負強さを感じさせる一打でした
昨季はゴールデングラブ賞を受賞した吉川選手は、二塁守備でもしっかりとしたプレーを見せ、ファンの期待に応えています
オーダー固定と打順の重要性
阿部監督は、「いい調整をしてくれている」とし、約2週間後の本番を見据えたオーダーで、吉川選手を3番に固定する考えを明らかにしました昨季は全試合出場し、自己最高の打率・287を記録、更にチーム最多の56試合で3番を務めました
「どの打順でも後ろにつなげたり、そういうふうに心がけてやっていきたい」という吉川選手の意識も、さらなる成長を期待させます
打撃練習のルーチン
吉川選手が取り組んでいるのは、打撃練習前のティー打撃です彼は置きティーを使い、様々なバットの持ち方とボールの位置を変えながら練習しています
このルーチンは昨季の不振(打率・256)を経て思い切って取り組み始めたものであり、現在も続けています
亀井打撃コーチは「迷いがない」とその成果を称賛しています
守備力の維持と目標
守備面でも、吉川選手は初回から好プレーを連発しました例えば、近藤のゴロを好処理し、失点の危機を防いだシーンが挙げられます
昨季受賞したゴールデングラブ賞は、セ・パ最多得票を得たことを証明しています
今季はさらにリーグ連覇と2年連続のゴールデングラブ賞を狙っており、達成すれば来年3月のWBC出場も視野に入ります
吉川選手は、「継続できるように」と述べ、その努力を惜しまず、確固たる存在感を示しています
巨人・吉川選手のオープン戦での活躍は、彼の今季への期待を高める内容です。打撃だけでなく、守備でも持ち味を発揮していて、昨季の成果を基に更なる成長を期待されます。打撃練習の工夫や意識の高さも、チームの中心選手としての自覚を感じさせます。
キーワード解説
- オープン戦とは?人気プロ野球チームがシーズン開始前に行う試合のことで、選手の調整や新戦力の評価を目的とした試合です。
- ゴールデングラブ賞とは?プロ野球選手のなかでも特に守備の優れた選手に与えられる賞で、ファンや記者の投票によって選ばれます。
- 打数とは?選手が打席に立ち、ボールを打つ機会のことを指し、打率などの成績を計算する際に重要な要素となります。