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吉川尚輝選手がオープン戦で大活躍、開幕戦に向け好調を維持

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◆オープン戦 ソフトバンク3―4巨人(12日・みずほペイペイドーム) 巨人の吉川尚輝内野手(30)が、昨季のパ・リーグ王者であるソフトバンク相手に華々しい活躍を見せた

初回に1号2ランを放つなど、オープン戦では自身初の4安打を記録し、3打点をあげた

また、初回には2度の好守も披露し、得点を阻止するなど、攻守にわたる活躍を見せた

現在、オープン戦では18打数9安打の打率5割を記録し、頼れる3番打者として好調を維持している

吉川選手の弾丸ライナーは、右翼スタンドへとまっすぐ飛び込み、試合開始からわずか3分で先制の1号2ランを放つ

攻撃だけでなく、守備でも佳境を迎える数々のプレーが際立った

裏の無死二塁では、近藤選手の打球を逆シングルでスライディングキャッチし、そのままストライク送球でアウトを奪った

さらに、2死一三塁では、高難度のライナーを背走からジャンピングキャッチするシーンも見せ、全方位でのプレーが光った

吉川選手は昨シーズン、全143試合に出場し、ゴールデン・グラブ賞とベストナインをダブル受賞するなどキャリアハイを記録

それでも、オフシーズンには通常以上に振り込みを行い、体重も昨年より2kg減量

入団時から身体能力と野球センスの高さは際立っていたが、近年は故障を踏まえ、ストレッチやトレーニングを重視するようになった

トレーナーの岩垣氏は、吉川選手が身体的・精神的に成長したと証言している

この日の試合では、3回には勝ち越しの中前適時打を放ち、6回には同僚の杉山選手から安打を放つなど、全打席でチャンスメイクを果たした

吉川選手は「どの打順でも後ろにつなげられたら」と語るように、打順に関わらずチームに貢献する姿勢を見せている

オープン戦の成績を5割とし、2月に結婚した新婚の吉川選手に対し、阿部監督も「良い調整ができている」と称賛した

◆記録メモ 吉川選手の4打数4安打3打点の活躍は、オープン戦での自己最高記録

これまでは3安打が最多だったが、今回は新記録となった

公式戦では、過去に5安打の試合も経験しているが、開幕から中軸に座る可能性が高い

吉川選手のオープン戦での活躍は、令和の巨人軍において重要な一歩となるでしょう。攻守での圧倒的なパフォーマンスは特に注目で、開幕戦に向けてチームの士気を高める結果となりそうです。新婚生活が吉川選手に良いリズムをもたらしていることも、チームにとってはプラス要素と言えます。
キーワード解説

  • オープン戦とは?プロ野球におけるシーズン前の調整試合で、選手のコンディションやチームの戦術確認が目的です。
  • ゴールデン・グラブ賞とは?プロ野球での守備の優秀選手に贈られる賞で、守備能力の高さが評価されます。
  • ベストナインとは?各ポジションで活躍した選手に贈られる賞で、年間を通じてのパフォーマンスを基に選定されます。

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