ソフトバンク宮崎颯投手、春季教育リーグで見せた完璧な投球

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◆春季教育リーグ・ソフトバンク7―5くふうハヤテ(12日、タマスタ筑後) ソフトバンクの育成選手である宮崎颯投手(24)が、春季教育リーグにおいて素晴らしいピッチングを披露した

試合は12日に行われ、彼は6回に降板した先発の松本晴投手(24)の後を受け、マウンドに上がった

松本投手は、先頭打者の打球がワンバウンドで右脚のすねに当たって降板した

宮崎投手は無死一塁の場面で登板し、初球の真っすぐで遊ゴロ併殺を奪い、続く打者も真っすぐで遊飛に仕留め、わずか7球で仕事を終えた

試合後、宮崎投手は「一番の強みの真っすぐで勝負してよかった」とコメントし、「いつでもいける準備はしていた

シーズンに入る前にこういう経験ができてよかった」と満足そうな表情を見せた

宮崎投手は埼玉栄高から東農大を経て、育成ドラフト8位でソフトバンクに入団

2023年1月には左肘の内側側副靱帯(じんたい)の再建手術、いわゆるトミー・ジョン手術を受け、昨年6月に初めて実戦登板を果たした

春季キャンプはB組(2軍)での参加となり、「3年目だけど、初めてのキャンプ

けがをせず、しがみついていこう」と気合を入れて臨んでいた

今回はA組(1軍)の実戦での投球機会は無かったが、「同じ左投手が上(A組)で投げているのは悔しかった

それでも最終的に上がれればいいと思って、何ができるのかを考えながら毎日練習していた」と振り返った

さらに、厳しい練習も「1年半リハビリにいたことの方がきつかった

年間、ぶっ通しで野球ができる楽しみがあった」と明るく語った

2軍は14日からウエスタン・リーグの公式戦が始まる

「このまま2軍に残ってスタートすることができるなら、勝ち(パターン)のパーツになりたい

リハビリで培ったものをしっかり出して、自分らしく腕を振っていきたい」と意気込む宮崎投手の今後に期待が高まる

宮崎投手の健闘は、リハビリを経ての復帰を果たした選手にとって非常に励みになる。彼の努力と情熱が、今後のシーズンでの活躍につながることを期待したい。これからの試合でどのようなプレーを見せてくれるのか、非常に楽しみである。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?
  • 内側側副靱帯とは?

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