試合は12日に行われ、彼は6回に降板した先発の松本晴投手(24)の後を受け、マウンドに上がった
松本投手は、先頭打者の打球がワンバウンドで右脚のすねに当たって降板した
宮崎投手は無死一塁の場面で登板し、初球の真っすぐで遊ゴロ併殺を奪い、続く打者も真っすぐで遊飛に仕留め、わずか7球で仕事を終えた
試合後、宮崎投手は「一番の強みの真っすぐで勝負してよかった」とコメントし、「いつでもいける準備はしていた
シーズンに入る前にこういう経験ができてよかった」と満足そうな表情を見せた
宮崎投手は埼玉栄高から東農大を経て、育成ドラフト8位でソフトバンクに入団
2023年1月には左肘の内側側副靱帯(じんたい)の再建手術、いわゆるトミー・ジョン手術を受け、昨年6月に初めて実戦登板を果たした
春季キャンプはB組(2軍)での参加となり、「3年目だけど、初めてのキャンプ
けがをせず、しがみついていこう」と気合を入れて臨んでいた
今回はA組(1軍)の実戦での投球機会は無かったが、「同じ左投手が上(A組)で投げているのは悔しかった
それでも最終的に上がれればいいと思って、何ができるのかを考えながら毎日練習していた」と振り返った
さらに、厳しい練習も「1年半リハビリにいたことの方がきつかった
年間、ぶっ通しで野球ができる楽しみがあった」と明るく語った
2軍は14日からウエスタン・リーグの公式戦が始まる
「このまま2軍に残ってスタートすることができるなら、勝ち(パターン)のパーツになりたい
リハビリで培ったものをしっかり出して、自分らしく腕を振っていきたい」と意気込む宮崎投手の今後に期待が高まる
宮崎投手の健闘は、リハビリを経ての復帰を果たした選手にとって非常に励みになる。彼の努力と情熱が、今後のシーズンでの活躍につながることを期待したい。これからの試合でどのようなプレーを見せてくれるのか、非常に楽しみである。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは?
- 内側側副靱帯とは?

