敦賀気比高校（福井）の主将、岡部飛雄馬内野手（３年）が、その選手だ
連続出場の中で彼は特に目立つ存在で、昨秋の明治神宮大会での活躍を受け、今度は甲子園での成功を狙う
岡部選手の打撃スタイル
岡部選手は身長164センチと小柄でありながら、その存在感は非常に大きい彼はリードオフマンとして、強力な打線に注力し、特に準々決勝の沖縄尚学戦ではコンパクトなスイングで右中間にホームランを放ち、観衆を沸かせた
コンパクトなスイングとは、バッティングの基本とも言えるフォームで、体を過度に大きく動かさず、瞬時にボールにバットを当てる技術を指す
昨秋の成績とチーム状況
昨年の秋、敦賀気比は地域大会で結果を出し、全国の強豪としての位置づけを強固にした福井県大会と北信越大会を制する傍ら、岡部選手は全体で打率5割3分5厘、11盗塁、15打点とその攻撃力を示した
また、「走攻守のバランスが良い選手を目指している」と岡部選手自身も語るように、守備においても卓越した技術を誇る
岡部選手の成長過程
もともとは守備を特に重視していた岡部選手だが、室内での打撃練習を通じて、打撃スキルを見直し、強化することに成功した「中学時代は打撃が課題だった」と振り返る彼だが、その課題を克服するための努力が今の武器となっている
幼少期の父とのトレーニングも大きく影響し、厳しい状況での練習が彼を育てた
甲子園の舞台へ
岡部選手は以前のセンバツで経験を得ているが、初戦で敗れた悔しさから、「まずは初戦を突破したい」と新たな目標を掲げる今年が初戦で、５年連続出場という偉業に挑む彼にとって、全国制覇の夢を実現するためには、勢いに乗る必要がある
「小さな巨人」と呼ばれる彼は、持ち前の打撃力で仲間を鼓舞し続け、「もちろん大きな選手には勝ちたい」と情熱を語る
果たして岡部選手は、今回のセンバツでその期待に応えることができるのか
待望の試合が始まる
岡部飛雄馬選手は小柄ながら、昨秋の明治神宮大会での活躍を受けて、センバツ甲子園での試合でも期待されている。彼の力強い打撃と、守備のバランスが引き立てられる中での初戦突破が楽しみだ。
キーワード解説
- リードオフマンとは？試合の先頭に立ち、走者を塁に送り込む役割の選手のこと。
- 打率とは？選手が打席に立った回数に対してヒットが何本出たかを示す指標で、高いほど打撃力がある。
- 盗塁とは？走者が投球と同時に次の塁を狙って走り、無事に塁に到達すること。
