この試合は、彼にとって重要な意味を持ち、開幕ロースター入りを目指すための試金石として位置づけられていた
しかし、肝心の「立ちあがり」に苦しむこととなった
試合の流れと佐藤の投球内容
初回、一死も取れないうちに先頭バッターの岡選手に対し、浮き上がった直球を打たれ、左中間二塁打を許してしまったその後、二死一、二塁の場面でロッテのドラフト1位西川選手に左前適時打を浴び、早くも1点を失う
続く2回には、一死から四球を出し、石川慎選手、ソト選手といった右打者に立て続けに3本の長打を浴び、さらに3失点してしまった
しかし、3回以降は修正能力を発揮し、2イニング続けて3者凡退に抑えることに成功した
結局、5回を投げ切り83球で5安打4失点
試合後、佐藤選手は「もっと早く自分のピッチングをできたら良かった」と語り、自らのパフォーマンスに満足できていない様子を見せた
今後の展望と競争状況
佐藤選手は、この試合がオープン戦の中でも本拠地・マツダスタジアムでの初先発であったことを踏まえ、開幕まで残すところ約2週間という重要な時期に挑んでいる開幕の先発陣には、森下、大瀬良、床田という実績のある3選手がすでに名を連ねており、残りの枠を巡って佐藤選手、玉村、常広、森、新外国人のドミンゲス選手らが競い合う構図が形成されている
新井貴浩監督(48)は、「明日(16日)は森が投げるし、本当にまだ決めていない」と述べ、残りの先発枠について熟考する意向を示した
選手層が厚くなる中、誰が最終的に開幕ロースターに選ばれるか、今後の競争が注目される
佐藤柳之介投手のロッテ戦での投球内容には、立ち上がりに苦しむ姿が見られました。今後の成長を期待する声も多く、開幕ロースター入りの道のりはまだ始まったばかりです。
キーワード解説
- 佐藤柳之介とは?広島東洋カープに所属する22歳の左腕投手で、2023年にドラフト2位指名を受けた選手です。
- 立ちあがりとは?試合の最初の数イニングにおける投手のパフォーマンスを指し、その出来が試合全体に影響を与えることもあります。
- オープン戦とは?プロ野球の公式シーズンに先立って行われる試合で、選手やチームの調整の意味を持つものです。