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栗林良吏、肘手術後の調整を着実に進める

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2025年3月17日、広島で行われている春季キャンプにおいて、広島東洋カープの守護神・栗林良吏選手が肘の手術からの回復を果たし、順調なトレーニングを続けています

栗林選手は、これまでの投球での肘への負担を分析し、トレーナーとの協力のもと、身体の使い方を見直してきました

肘の手術を経た成長

栗林選手はプロ4年目のシーズンが終わった昨年10月に初めて右肘に手術し、今季から新たな挑戦を迎えています

手術は、投球の際に肘に過度の負担がかかっていたためのもので、副次的に発生した“勤続疲労”だけではないことを痛感しました

昨季、栗林選手は38セーブを記録し、球団史上最高のセーブ数タイ記録を樹立しました

また、東京五輪においても日本代表の一員として金メダルを獲得するなど、彼は広島の重要な存在となっています

身体の使い方を見直す

栗林選手はリハビリ中に自らの投球フォームをじっくりと分析しました

特に、コッキング期(投球動作の一環で、腕を後方に引く動作)の際に肘が下がっていたことが問題だったとしています

この時期は、投球時の腕の動きや体の使い方が肘に大きな影響を及ぼします

トレーナーとの連携による技術向上

栗林選手は、理学療法士の野呂吉則トレーナーとともに、手術後の身体作りに励み、科学的な視点からアプローチしています

トレーナーとの密接な連携によって、肘に負担をかけない身体の使い方を習得しようとしています

実際のトレーニングでは、自重トレーニングやチューブ、メディスンボールを利用したドリルを繰り返し行い、特に下半身の強化に時間をかけています

このようにして、身体に適切な動作を定着させることを目指しています

今後のパフォーマンスに期待
栗林選手は自分の感覚を重視し、身体の動かし方を正しく理解しながら、最終的に自分の投球フォームを見直していく意向です

「無意識に投球できるようにするためには、キャンプの間にしっかりとやり込む必要があります」と語る栗林選手の姿勢は、今シーズンの期待感を抱かせます

栗林選手が肘手術からの回復を果たし、トレーナーとの連携で新しい身体の使い方を習得しつつある様子は、今後の活躍への期待を高めます。身体の動かし方を見直す試みは、チームにとっても大きなプラスになるでしょう。
キーワード解説

  • トレーニングとは?:トレーニングは体を鍛えたり、技術を向上させるための運動や練習のことを指します。
  • コッキング期とは?:コッキング期は、投球動作において腕を後方に引き、肩と肘を最大限に外旋させる重要な瞬間です。
  • リハビリとは?:リハビリは、ケガや病気からの回復を目的とした訓練や治療のことです。

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