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沖縄尚学の末吉良丞投手が選抜高校野球で完投勝利、スカウト注目の投球内容

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2025年3月19日、第97回選抜高等学校野球大会の大会2日目において、沖縄尚学の左腕・末吉良丞投手(2年)がその名を知らしめる活躍を見せた

対戦相手である青森山田高校に対して、3失点ながら完投し、勝利を挙げた

一見するとシンプルなスコアでも、高校野球における投手のパフォーマンスは非常に多くの要素が絡むため、その内容は評価されるべきものである

投球内容とパフォーマンス

末吉投手は、身長175センチ、体重87キロという恵まれた体格を生かし、特にそのストレートは威力があり、スカウトからの評価も高い結果となった

まだ制球力には課題が残るものの、技術向上に向けた努力が顕著に見える

過去の大会との比較

昨秋の明治神宮大会では悪天候の中で自身の実力を発揮できず、最速139キロに留まる投球に終わったが、オフシーズン中に自身の調整法を見直した結果、センバツでは最初のイニングから144キロをマークするなど、飛躍的な成長を遂げた

新たに習得した変化球

また、彼はスライダーやスプリットといった変化球もマスターしており、これにより打者の狙いを絞らせない多彩な投球が可能となった

「重い球質」と称し、詰まらせて内野ゴロに打ち取る場面も見られた

このような投球スタイルは新基準のバットにおいても効果的だ

今後の展望と課題
ただ、荒々しい投球フォームにより、上半身と下半身の動きがかみ合わないとボールが高めに浮くことがある

青森山田戦でも、ボール先行となって6四死球を許しており、今後はフォームの再現性を高めることができるかが課題となる

彼の能力は高校2年生の左腕としては驚異的で、今後の成長次第ではさらなる速球を放つことができると予測されている

将来的にはプロ選手としての道も視野に入れることができるだろう

末吉投手の成長に期待しつつ、今後の投球に注目していきたい

末吉良丞投手の成長は興味深い。また、彼の投球スタイルや課題を見つける能力は、今後の高校野球界で注目される存在になるだろう。彼の進化が投球にどのように反映されていくのか、楽しみに思う。
キーワード解説

  • 左腕とは?:投手が左手でボールを投げることを指します。多くの場合、右打者に対して有利な投球スタイルとされています。
  • ストレートとは?:直球の一種で、特に速さを重視した投球です。打者にとっては読みやすい球種ですが、威力がある場合は非常に打たれにくいです。
  • スプリットとは?:直球と似ているが、球の終盤に落ちる特性を持つ変化球です。打者はこの変化に苦しむことが多く、空振りを奪いやすい球種とされています。
  • 変化球とは?:直球以外の球種で、球の軌道に変化をつけることによって打者を混乱させるための投球です。

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