この試合では移籍後最長となる４回を投げ、７安打、３四球、１失点と安定したピッチングを見せました
田中は「苦しみましたけど、その中でも何とか粘りながらピッチングはできた」と試合後に述べ、淡々とした口調で振り返りました
試合では毎回安打を浴び、得点圏に走者を背負う場面がありましたが、最速１４５キロを計測した直球やスライダーなどの変化球を交えながら、要所を締める投球を見せました
田中は今季の実戦登板がこれで４試合目となり、通算で１０回を投げて２失点という成績を残しています
この日は移籍後最多の７５球を投げ、段階を順調に踏んでいる様子を見せました
「いろんなステップを踏んでいかないといけない
そこをしっかり踏めて終えられたのは良かった」と自身の成長を感じているようです
試合を見守った桑田真澄２軍監督は、田中のストレートについて「２、３キロは上がってくると思う
２、３キロ上がれば今のままでも十分やれると思う」と今後のさらなる成長に期待を寄せています
田中は今後、ファームでの登板を経て、公式戦初登板が濃厚な４月３日の中日戦に向けて準備を進める見込みです
今回の田中将大投手の調整登板は、選手としての成長を実感できる良い機会となったようです。苦しい場面でも粘り強く投げ続ける姿勢は、経験豊富なプロとして魅力的です。公式戦に向けての準備が進む中で、桑田監督の期待も大いに高まっています。今後の成長に期待がかかるところです。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは？：日本のプロ野球における二軍リーグのこと。イースタン・リーグは主に関東地区の球団が参加するもので、選手の育成や調整が行われる。
- 実戦登板とは？：試合形式で実際に投げることを指し、選手のコンディションや技術を確認するための重要な機会となる。
- 四球とは？：投手がボールを投げすぎて、バッターが１回も打席に立たずに塁に出ることを指す。選手にとって得点のチャンスとなる。
- ストレートとは？：投球において最も基本的な球種で、球速が速く直線的に飛ぶボールのこと。通常、ピッチャーの力量を示す指標となる。
