和歌山・田辺市立明洋中学で、上田氏は15歳でプロ入りを果たすライバル、室井勝投手と切磋琢磨した
上田氏は「身長以外は負けていない」と語るが、周囲の評価は明らかに異なっていた
競争の始まりと室井勝投手との関係
上田氏は1960年に田辺第三小を卒業し、明洋中に入学後、軟式野球部に加入した部には多くの仲間がいたが、特に室井選手との競争が彼に大きな影響を与えた
室井選手は中学1年生から試合に出場しており、177センチの身長を誇る成長株であった
成長を促した切磋琢磨
上田氏は「室井という目標であり、絶対に負けたくない存在があった」と当時の心情を語った自身も中学2年からピッチャーや野手を兼ねて活動した
しかし、周囲の評価は常に室井選手に軍配が上がっていた
室井勝投手との印象の違い
室井選手は「今の阪神で言えば才木（浩人投手）のように、上からスピードよく投げるピッチャー」だったのに対し、上田氏は「ただ力一杯投げているだけ」と述べ、自身の投球スタイルを振り返った結果的には自分も負けてはいないと思いつつも、周囲からは印象が薄かったことが悔しかったようだ
まとめ
上田氏の語る中学時代のライバルとの関係は、プロの世界への扉を開く原動力となった室井選手との競争は、彼が自身の限界を押し広げる要因となったのだろう
上田二朗氏の中学時代のライバルへの思いは、競争の中で生まれる刺激を改めて感じさせるものでした。室井選手との評価の差が彼の成長を促したことは間違いないでしょう。このような競争が野球というスポーツの魅力でもあります。
キーワード解説
- ライバルとは？ 競争する相手を指し、自己成長を促す重要な存在です。
- 切磋琢磨とは？ お互いに競い合いながら共に成長することを意味します。
- 軟式野球とは？ 硬式野球と異なり、より柔らかいボールを使用する野球の一形態です。
- エースとは？ チームの中で最も優れた投手を指し、試合の勝利に直結する重要な役割を担います。
