広島商はこの試合で11安打を記録し、着実に得点を重ねました
次戦は、大会第7日の第3試合(24日午後2時開始予定)に東洋大姫路高校と対戦します
試合の詳細と選手たちの活躍
広島商は、伝統的な小技を駆使した攻撃で試合を優位に進めました初回裏、先頭打者の西村銀士(3年)が中前打を放ち、その後の名越貴徳(2年)の二ゴロが相手の失策を誘い、先制点を獲得
さらに藤田涼平(3年)が2球目でスクイズを決め、2点を追加しました
応援に駆けつけた生徒や保護者ら約1000人が詰めかけ、一塁側アルプススタンドは熱気に包まれました
応援部の佐々木絵麻部長は、「先制点を取れて安心した
選手たちの背中を押す応援をしていく」と笑顔で話しました
試合は波乱の展開もありましたが、広島商は相手に1点を返された直後の3回裏に1死満塁の好機を作り、中本拓志(2年)が中前打を放ち、2点を奪いました
中本の父は「小さいころからの夢の舞台で活躍してくれてうれしい」と喜びを表しました
投手陣の奮闘
広島商の先発投手、大宗和響(3年)は6回まで投げ、2失点の好投を見せました父の克顕さんは「いつも通りの投球を披露してくれた」とも安堵の表情を浮かべました
7回以降は山田琉哉(3年)と徳永啓人(同)の無失点リレーで試合を締め、山田は公式戦初登板にもかかわらず、安定した投球を見せました
初の女性マネジャーの存在
広島商野球部には、初の女性マネジャー、荒谷優英さん(3年)がいます小学生時代は選手として活躍した彼女は、今度は選手たちを支える立場に立ち、道具の準備やおにぎり作りなどでチームを支えています
試合当日はスタンドで応援し、「選手たちに届くように」と声援を送っていました
選手たちの抱負
副主将の小田健登(3年)は、「次の試合も自分たちの力を最大限発揮できるように準備したい」と意気込みを語りましたまた、緊張する仲間を支える存在としても活躍しており、試合中には積極的に声をかけていました
広島商の勝利は、選手たちの力強いプレーと応援の力によるものです。特に、初の女性マネジャーとして活躍する荒谷さんの存在は、チームに新しい風をもたらしていると感じました。次の試合も楽しみです。
キーワード解説
- 選抜高校野球大会とは?高校生が参加する日本最大の高校野球の大会で、毎年春に開催されます。
- スクイズとは?野球でランナーを進めるために、打者がバントをしてボールに触った後、すぐに一塁に向かう戦術のことです。
- 無失点リレーとは?投手が試合中に相手チームに得点を与えない状態でバトンをつないでいくことを指します。