この日は、捕手の栄枝を「7番・指名打者(DH)」、高寺を「8番・遊撃手」として起用し、育成の視点を重視したオーダーを組んだ
オープン戦の最終盤ということで、本番を想定した選手起用が行われることが多い中で、藤川監督は「良い左投手が来てくれたので、もっと多くの打席を与えたい」と語った
この日、先発投手として登場したのは、宮城投手
日本を代表するサウスポーであり、栄枝と高寺にとっては貴重な打撃のチャンスとなった
栄枝は第2回に、宮城からチーム初安打となる二塁打を放ち、「1軍投手と対戦する機会がなかなかなかったので、本当に良い経験になった
シーズンで結果を出せるように頑張る」と意気込んだ
高寺は、5年目にして初めて遊撃手のポジションを守り、対戦が1四球で終わったものの「四球を取れたけど、ヒットにしたかった」と悔しさを滲ませた
高寺の遊撃手起用について、藤川監督は「リスクを負ってまでというレベルではない」とし、この日限定の起用であったと語った
しかし、今季中にこの2人の成長が実を結ぶ可能性は十分にあり、今後の活躍に期待が寄せられる
この記事は、選手の育成に重きを置いた阪神のオープン戦時の戦略について述べており、特に若手選手の起用が注目されます。藤川監督の方針は、将来に向けた選手の成長を見据えたものといえるでしょう。
キーワード解説
- DHとは?
- 全くの新たな役割として登場した「指名打者」(Designated Hitter、略してDH)は、主に打撃専門の選手が投手の打席を代わりに担当する制度です。
- サウスポーとは?
- 「サウスポー」という言葉は、左投げの投手や選手を指し、特に野球においては左腕から投げる投手を意味します。