智弁和歌山、高校野球センバツで4年ぶり勝利を収める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆第97回センバツ高校野球大会第4日 ▽1回戦 智弁和歌山6―0千葉黎明(21日・甲子園) 第97回センバツ高校野球大会は4日目の21日、智弁和歌山が千葉黎明を6-0で破り、4年ぶりに甲子園で勝利を収めるという快挙を成し遂げました

智弁和歌山は12安打を記録し、打線が爆発

昨年夏の初戦での苦い思い出を忘れさせる強い試合内容に、監督の中谷仁氏(45歳)は「欲を言えばキリがないですが、これだけ打ってくれたら良かったのではないか」と満足の表情を浮かべました

試合は初回に始まり、2死一、三塁の場面で2年生の荒井優聖選手が左翼線に強烈な適時二塁打を放ち、智弁和歌山が早速2点を先制

荒井選手は試合開始にあたって「二塁に行ったとき、ホッとしました」と語りました

この試合は昨夏の初戦敗退の記憶が頭をよぎる中での緊張感あるスタートだったとも中谷監督が振り返る一方、荒井選手は「普段通りの気持ちで打席に立った」と平常心を心がけて挑んだと明言しました

荒井選手は小学6年時にヤクルトジュニアに選出され、昨秋には3割4分6厘という驚異的な打率を残し、チームを引っ張る存在となりました

智弁和歌山全体が「逆方向のローライナー」という打撃スタイルを意識し、荒井選手も試合中の2安打をともに左翼方向に飛ばしました

また、昨秋の近畿大会決勝での敗北を教訓に、体作りに力を入れ、チーム全体のパフォーマンスを向上させています

新基準バットが導入されてから1年が経過しますが、中谷監督は「飛ばない感覚はありません」と述べ、“強打の智弁”が本領を発揮している様子が伺えます

智弁和歌山は21年夏以来の全国制覇を目指し、次戦での活躍が期待されます

智弁和歌山の勝利は、チームとしての準備と努力の成果が表れた結果だと感じます。若い選手たちがキーパーソンとなり、強い意志で臨んだ試合が見事に成功を収めました。次の試合も期待できそうです。
キーワード解説

  • センバツとは? センバツは、全国高等学校野球選手権大会の前に行われる春の全国大会のことです。選抜校が選ばれ、全国から強豪チームが集まります。
  • ローライナーとは? ローライナーは、低い弾道で飛んでいく打球のことを指します。この打球は、相手内野手を抜きやすく、出塁の確率が高い特徴があります。
  • 新基準バットとは? 新基準バットは、飛距離を抑えるように設計されたバットのことです。これにより、選手の力だけでなく技術も問われるようになっています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。