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日本ハム、オープン戦引き分けで首位キープ、新庄監督がスタジアム環境に言及

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◇22日 オープン戦 日本ハム3―3ヤクルト(エスコンフィールド北海道) 北海道日本ハムファイターズは、ヤクルトとのオープン戦の結果、3対3で引き分け、オープン戦首位の座を維持した

試合後、新庄剛志監督(53)は、試合を通じての観察を振り返り、「いいもの見られました」と成果を強調した

スクイズの試みが示すチームの成長

特に注目すべきシーンは、2回1死三塁で上川畑選手が試みたスクイズであった

このプレーは投手前に球が転がり、結果的に失敗に終わったが、監督はこの場面を通じてチームの戦術を再考する必要性を示唆した

スクイズとは、一塁や三塁の走者がホームを狙い、バッターが投手に打たずにバントをしてそちらにボールを転がすプレーである

新庄監督は、「スクイズの方向をしっかり決めないと」と、今後の戦術の改善に向けた思案を巡らせた

エスコンフィールドの状況に警鐘

新たに改装されたエスコンフィールド北海道では、内野の芝が天然芝から人工芝に変更された

昨年までの天然芝では、ボールの勢いや転がる方向が影響を受けていたため、チームには「投手前でいいよ」という決まりが存在した

今年はその影響が少なくなると期待されていたが、実際には「案の定普通に転がってた」と監督は分析した

また、外野では6回にヤクルトの塩見選手が負傷交代する場面もあり、エスコンでは芝が滑りやすいとの注意喚起がなされた

シーズンに向けた準備の重要性

オープン戦の最大の目的は、シーズンに向けての不安要素を排除していくことである

監督は新たな環境に早く慣れる必要があると強調し、選手たちがしっかりとした準備をして開幕に臨むことの重要性を訴えた

日本ハムのオープン戦での引き分けは、選手たちが新しいスタジアム環境に慣れていく際の重要な一歩である。今年から人工芝に変わり、選手たちのプレースタイルにも影響を及ぼすことが予想される。監督のコメントからは、チームとしての戦術の改善が必要であることが伝わり、今後の試合に期待が寄せられる。
キーワード解説

  • スクイズとは?ホームにいる走者を得点させるために、バッターがバントして投手の前にボールを転がす戦術。
  • 人工芝とは?人工的に作られた芝で、特にスポーツのフィールドに多く使用される。手入れが楽で、見た目も美しい。

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