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元ソフトバンク投手、鍬原拓也さんが球団広報として新たなスタートを切る

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昨年までプロ野球・福岡ソフトバンクホークスで活躍していた鍬原拓也さん(28)が、この春、新たな職場でのシーズンを迎える

鍬原さんはシーズン終了後、現役を引退し、球団職員の一員として広報を担当している

28日に行われるセ・パ両リーグの開幕に向け、「不安もあるが、選手とファンのために全力で働きたい」と意気込みを語った

オープン戦が行われた19日、福岡のペイペイドームで中日ドラゴンズと対戦する中、先発したソフトバンクの前田純投手(24)の取材に鍬原さんが寄り添った

選手が取材を終えると、感謝の意を込めて「ありがとう」と声をかけ、優しく背中を叩く姿が見られた

鍬原さんは「右も左も分からない」という広報の仕事ながら、元チームメートとの関係を活かして、球団の公式SNSでナインの素顔を捉えた写真や動画を投稿し、人気を集めている

鍬原さんは奈良県出身で、中学時代は読売巨人軍の主砲・岡本和真選手(28)と同じチームでプレーしたキャリアを持つ

北陸高を卒業後、中央大学を経て、2018年にドラフト1位で巨人に入団

プロ初勝利を挙げたのは、同年6月のソフトバンクとの交流戦だった

しかし、その後は右肘の骨折や2度の戦力外通告を受けるなど、キャリアにおいて厳しい岐路を迎えた

特に21年シーズン終了後のオフには、自身の危機感を感じながらも行動には移せなかった

この年は中継ぎとして49試合に登板したものの、翌年は5試合にとどまり、最終的に3度目の戦力外通告を受けることになった

複数の球団からオファーがあった中、ソフトバンクが最も高く評価し、育成選手として契約

支配下選手を目指すも、厚い選手層の中で出場機会に恵まれず、昨季終了後に再び戦力外となった

栄光も挫折も糧に

鍬原さんは当初、現役を続ける意向だったが、「ソフトバンクに拾われた恩を返せていない」と心の内を明かす

引退後、球団との話し合いの中で、一軍の広報としての道が開け、自身の現役生活を振り返り、「巨人入団から数年、自分の意識が低かった」との後悔を感じている

若い選手には、同じ間違いを繰り返して欲しくないとの思いを胸に、これからの広報活動に臨みたいと語った

鍬原拓也さんがプロ野球選手から広報へ転身する姿は、多くのファンにとって新しい挑戦の象徴です。彼が現役時代に培った経験や人脈を活かし、ファンと選手をつなぐ役割を果たすことが期待されます。これにより、ソフトバンクホークスの魅力をさらに引き出す活動が期待されています。
ネットの反応

鍬原拓也さんがソフトバンクの球団広報に転身したことに関連して、ネット上には様々なコメントが寄せられました

多くのコメントは、鍬原さんの選手としての経験や、それを活かして広報活動を行うことへの期待を示しています

また、ソフトバンクの厳しい環境と、その後の手厚いサポートについても賛同の声が多く、選手を支える取り組みの重要性が強調されています

一方で、鍬原さんがまだ28歳であり、その将来への期待や、選手時代にもっと活躍してほしかったという声も聞かれました

特に、彼がプロ入り時にドラフトで選ばれた背景や、お母さんの苦労など、個人のストーリーに対する理解が深まるコメントも見られました

また、巨人から移籍したことに対する意見の中には、さらなる活躍が期待される一方で、過去の栄光を振り返る意義について考える声もあります

さらに、鍬原さんが広報としての役割を果たすことが、ファンにとって嬉しい点であるとともに、彼がソフトバンクで得た経験が他の選手にとっても支えになるだろうとの期待が表明されています

コメントの中には、今後の活動を応援する声が多く、鍬原さんの新たなスタートに対する期待が十分に伝わってきます

ネットコメントを一部抜粋

  • ダレるんだろうな
  • ホークスは選手にとっては厳しい環境だけど、引退後のフォローは手厚いんだよねー。
  • 彼の経験を活かして球団広報として頑張ってほしいです。
  • 巨人とは違ってサポートが手厚いのは羨ましいと思います。
  • プロ野球界に残れてるからまだツキがあるね。
キーワード解説

  • 広報とは?
  • 選手層とは?
  • 危機感とは?

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