予定の5イニングには届かずとも、プロ入り最多の92球を投球し、オープン戦の重要な一戦で良好なパフォーマンスを発揮した
立ち上がりには3連打を浴び、わずか6球で失点し、一時は不安を覚えたが、「終わるのかな」と思った瞬間も、「1人1人アウトをとっていこう」と気持ちを切り替えたという
変化球の割合を増やすなどの微調整を重ね、大量失点を防いだ
石川選手は育成も含めて昨季まで4年過ごしたDeNA時代において中継ぎとしての経験が豊富であるが、現在は得意のチェンジアップを左打者に多投するなど、先発仕様へモデルチェンジの真っ最中である
この日も「左打者に十分通用していたし、すごく収穫があった」と声を弾ませる
杉内投手コーチは、石川選手の成長に対して「課題を一つクリアしたかな」と認め、阿部監督は「素晴らしい武器(チェンジアップ)があるからローテーションに入れた」と期待を寄せている
彼の次の登板は、開幕第3戦となる3月30日のヤクルト戦(東京ドーム)での先発が濃厚であり、新天地で新たな役割に挑む26歳左腕は、「チームで何十人もピッチャーがいる中で選んでいただいたので、しっかり責任感を持たないと
次はしっかり5イニング投げ切れれば」と意気込みを語った
今回の石川選手の投球内容は、彼の成長をしっかりと感じさせるものだった。特に変化球の使い方やメンタル面での切り替え方が素晴らしかった。新しい役割に挑戦する姿勢も、これからのシーズンに向けて期待が高まる要素である。次の試合でも、そのパフォーマンスを期待したい。
キーワード解説
- オープン戦とは?オープン戦は、プロ野球チームがシーズンに入る前に行う試合で、選手の調整や戦略の確認が目的です。
- チェンジアップとは?チェンジアップは、速球の投球と比べて速度を落とすことで、打者のタイミングを狂わせるための投球方法の一つです。
- 中継ぎとは?中継ぎは、試合中に先発投手の後を受けて投げる投手のことを指し、試合の流れを壊さないようにする役割があります。