佐藤投手は元々ソフトバンクで育成選手としてキャリアをスタートしましたが、今回は異なるチームのユニフォームを着て古巣と対戦しました
試合の中で、彼は「以前と変わらず、すごく投げやすかった」と笑顔を見せました
ゲームは初回から始まり、佐藤選手は佐藤直樹選手に右翼への二塁打を許した後、山下恭吾選手の中前適時打で初得点を奪われる展開になりました
その後の4回でも安打と暴投により追加点を許しましたが、6回にはわずか5球で三者凡退を達成し、持ち直しました
彼は「序盤は真っすぐがよかった
しかし終盤は（フォームが）突っ込み始めてしまい、変化球をうまく使えた」と分析しました
佐藤選手は秋田県出身で、大館鳳鳴高校から慶応大学へ進学
その後、大学1年生の秋には3勝を挙げ、リーグ戦の優勝に貢献しましたが、プロ入り後は左肘の故障に悩まされました
2020年には靱帯再建術、通称トミー・ジョン手術を受けて、その後の1年はリハビリに専念せざるを得なかったのです
昨季には右腹斜筋の肉離れを経験し、オフに戦力外となった後、今季よりくふうハヤテに所属しています
14日にはウエスタン・リーグの開幕投手を務め、今回が2試合目の登板
古巣との対戦は東浜投手との投げ合いとなりました
彼は「負けたくない気持ちがあったし、巨さんのいい投球に、僕も負けないように、先に（マウンドを）降りないようにと、胸を借りる気持ちだった」と語っています
試合後は、ソフトバンクの関係者からねぎらいの言葉を受け、投げ合った東浜投手も「粘り強い投球をしていたし、まだまだ頑張ってほしい」とエールを贈りました
また、佐藤選手は「1年でNPBに戻ることを目標に、自主トレからやってきた
チームが勝てるような投球をする」と意気込んでいます
佐藤選手の試合後のコメントからは、古巣との試合に対する特別な想いを感じました。彼のこれまでの努力と苦労を思うと、今後の活躍がますます楽しみになります。また、東浜選手からのエールも、彼にとって大きな励みになったことでしょう。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは？：肘の靱帯が切れてしまった場合に行う手術で、アスリートにとっては非常に重要な手術です。
- ウエスタン・リーグとは？：日本のプロ野球における二軍リーグの一つで、主に育成選手や故障から復帰した選手が出場します。
- 粘り強い投球とは？：ピンチの場面でも冷静に投げ続けることができる選手のピッチングスタイルを指します。
