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広島商、準々決勝進出に導いた捕手の智恵と投手の成長

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(2025年3月24日)第97回選抜高校野球大会の2回戦で、広島商が東洋大姫路を6―2で下し、23年ぶりの準々決勝進出を果たしました

この試合で注目を集めたのは、広島商の捕手である柳井晶翔(あきと)と先発投手の徳永啓人です

柳井は、チームの勝利に大きく貢献し、投手の潜在能力を引き出す役割を果たしました

捕手の指示が投手に与えた影響

試合の中で柳井は、2回の守りにおいてマウンドへ行き、徳永に「ストライクを先行させよう」と声をかけました

当時、徳永は得意の変化球が上ずり、ピンチを迎えていました

この言葉は、試合が進む中で選手が自信を持つための重要な要素となりました

大胆な配球とその成功

柳井は、カウントが3ボールとなった次打者に対し、直球を連投させる大胆な配球を選びました

球速は130キロ前後であり、東洋大姫路の強打者に対し攻めの姿勢を貫きました

柳井は「低反発バットで長打も出にくい」と冷静に判断し、見逃し三振を奪いました

投手との信頼関係

柳井のリードの結果、徳永は次第に安定感を増し、6回には四球を出すものの無失点を続けました

柳井の「打たれてもいいからストライクを投げろ」という言葉が、投手に余裕を与え、信頼関係が築かれた瞬間と言えるでしょう

競争がもたらすチーム力の向上
広島商では、正捕手不在の中、複数の捕手がそれぞれのスタイルの配球を駆使し、競争がチームをより強くしています

柳井の活躍により、監督の思惑通りにチーム力が底上げされ、古豪復活の兆しが見えてきました

広島商の捕手・柳井選手が、チームの勝利に向けて重要な役割を果たしました。彼の冷静な指示が投手の安定感を生み出し、チーム全体の士気を高めています。選手間の信頼関係が、今後の試合にも良い影響を与えることでしょう。
キーワード解説

  • ストライクとは?野球で投球がストライクゾーンに入ることを指し、バッターが打つかどうか選べる投球になります。ストライクが多ければ、バッターは次第にプレッシャーを感じます。
  • 変化球とは?投手が投げる球種の一つで、ボールの軌道や速度が変わるため、バッターには打ちにくい球です。代表的なものにはカーブやスライダーがあります。
  • 無失点とは?試合中に相手チームが得点を取られない状態を指します。特に投手が無失点で試合を終えると、評価が高まります。

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