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広島商の徳永啓人選手、変化球のキレで強豪東洋大姫路を圧倒

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◇選抜高校野球2回戦(24日、甲子園) ◇○広島商6―2東洋大姫路● 広島商の左腕、徳永啓人(ひろと)選手が130キロ前後の直球を武器に、強力打線を持つ東洋大姫路を相手に堂々たる投球を見せた

試合は、初回から広島商が6点を奪い、こちらの先発ピッチャーである徳永選手は絶好の援護を受けた

徳永選手は前回の1回戦では3番手として登板したものの、先発としての信頼を受けて投げることになった

彼は、東洋大姫路の7人の左打者に対して、変化球を低めに丁寧に集め、走者を出しても100キロ台の変化球との緩急を駆使して強気に攻めた

試合の中で、彼が許したヒットはわずかに二塁打の1本のみ

特に突出したプレーが見られたのは七回だった

2点目を失い、2死一塁のピンチを迎えた場面で、彼は左打者の白鳥翔哉真(ひやま)選手に対して、見事に変化球を駆使して空振り三振に抑えた

白鳥選手は「絶対にスライダーで勝負に来ると思っていた」と語るも、徳永選手のキレのある球についていけなかった

さらに、試合中の連携が光った

前回は先発マスクをかぶった片岡亮祐選手から、今回は柳井晶翔選手が出場

ただ、柳井選手は普段から徳永選手のブルペンでの相手を務め、的確に彼のフォームの乱れを指摘してくれた

これが徳永選手にとって自信につながり、冷静にピンチを切り抜けられた要因となった

試合後、徳永選手は「自分だけではなく、先輩たちの思いを背負っている」と語った

広島商の歴史と伝統を感じ、プレーに誇りを持つ彼の姿勢が光る

今回の試合で、広島商の徳永選手は150キロを超える剛腕のピッチャー相手に堂々と立ち向かい、変化球のキレで見事な投球を見せました。彼が先輩たちの期待に応えようとする姿勢が、感動的でした。
キーワード解説

  • 変化球とは? 変化球は、球の軌道が投げる前の球と異なり、打者にとっては予測が困難になる投球方法のことを指します。特にスライダーやカーブなどが有名です。
  • 援護とは? 投手が良い球を投げるために、打者が得点を奪うことを指します。試合においては、特に得点が重要で、これが投手のモチベーションにも繋がります。

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