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早稲田実・川上選手の祖母が震災の記憶を胸に応援

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第97回選抜高校野球大会の8日目となる25日、早稲田実(東京)のアルプス席には、1番打者を務める川上真選手の祖母である晴美さん(73)が駆けつけて応援しました

晴美さんは、兵庫県播磨町に住んでおり、今年は阪神大震災から30年という節目の年でもあります

そのため、試合の応援を通じて、併せて震災の記憶を思い起こしていました

晴美さんの自宅は震源地から距離があるため、物が落ちて散乱する程度でしたが、川上選手の父である昌幸さん(49)が大学進学のために予定していた神戸市灘区の学生アパートは全壊し、近隣の親戚の家も半壊する被害を受けました

幸いにも親戚は無事だったものの、物資を届けに行った晴美さんは「ゴミとがれきの山が積み重なり、匂いとほこりがすごくて、喉が痛くなるほどだった」と、震災当時の記憶が鮮明に残っていることを語りました

さらに、晴美さんは今年1月に、川上選手にLINEを通じて「息子が学生アパートに入っていたら、今のあなたはいなかったかもしれない」とメッセージを送ったことがあると明かしました

その返信は簡潔でしたが、両者の思いが確かに伝わるものでした

「日々を大切に、とにかく楽しんで野球をしてほしい」というメッセージには、愛情が込められています

晴美さんは成長した孫を頼もしく見守り続けています

この記事は、早稲田実の川上選手の祖母が震災の記憶を振り返りながら孫を応援する姿を伝えています。震災が彼女やその家族に与えた影響は深刻で、試合を通じて過去の経験を思い起こす意義は大きいと感じました。家族の絆や生きる力の重要性を再確認させられる記事です。
キーワード解説

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