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広島商業高校が23年ぶりに甲子園8強入り、主務の加藤颯太選手がチームを支える

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2025年3月26日、甲子園大会で春夏通じて23年ぶりに8強入りを果たした広島商業高校に、注目すべきキーパーソンがいる

主務の加藤颯太(3年)がその役割を担い、選手たちの士気を高めてきた

加藤選手は、ベンチでの記録係として、監督の指示を素早く書き留め、練習の進行管理を行う重要な役割を果たしている

加藤選手について、彼は本来選手としてグラウンドでプレーしていたが、高校2年の夏に荒谷忠勝監督からの提案で主務に転身することを決意した

監督は「自分の言葉で人を動かせる力があれば、日本一になれる」と彼の能力を高く評価し、主務の役割を責任感持って引き受けてほしいと伝えた

加藤選手は生まれつき両耳の聴力が弱く、補聴器がなければ会話が難しい状況であった

しかし、母親から「聴力を理由に何かをあきらめるのはダメだ」と教えられ、主務としての役割を受け入れる決意をした

彼の周りには、いつも励ましの言葉をかけてくれる同級生がいて、彼は自らを奮起させる存在となっている

チームは昨秋の明治神宮大会で準優勝を遂げ、今大会では強豪の東洋大姫路(兵庫)を破る快挙を達成した

加藤選手は主務として「妥協するな」と部員たちをしっかりと指導し、監督は「チームの精神的な支柱は加藤」とその存在意義を称賛している

広商には81人の部員が在籍しており、主務として赤い帽子をかぶる加藤選手の姿は、チームの象徴とも言える存在感を放っている

その姿勢がチーム全体に良い影響を与え、さらなる成長を促していることは間違いない

広島商業高校の主務、加藤颯太選手の存在はチームにとって非常に大きな役割を果たしている。彼の気持ちや思いを理解し、助け合う仲間の姿勢は、チームを一丸とした強い絆で結びつけている。加藤選手が困難を乗り越えながらも、自分の役割を全うする姿勢から他の部員も多くのことを学んでいると感じられる。
キーワード解説

  • 主務とは?:主務は、スポーツチームにおいて、チームの運営や管理を行う役割を持つ選手や学生のことを指す。その主要な職務には、練習や試合の進行管理、選手間のコミュニケーションの促進などが含まれる。
  • 聴力:聴力とは、音を聞く能力のことを指す。生まれつき聴力が弱いということは、音を感じにくい状態を意味し、コミュニケーションや情報の受け取りに工夫が必要になる。
  • 精神的支柱:精神的支柱とは、チームやグループの中で、他のメンバーを支える重要な支えとなる存在のこと。リーダーシップや皆をまとめる力が求められる。

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