金丸は、昨年春の関西学生野球リーグ戦中に腰痛を負い、一時はノースロー調整を余儀なくされていたが、現在は回復し順調なコンディションで実戦に臨むことができる
金丸投手の復帰までの道のり
金丸は、秋のリーグ戦終了後の10月下旬から年明けまでの期間、投球を行えない状態が続いたプロ入り後も、新人合同自主トレはリハビリテーションを中心としたメニューでスタートし、2月の春季キャンプでも2軍チームでの練習に専念した
その後、今月の8日にはシート打撃でプロ入り後初めての打者と対戦し、徐々に実戦感覚を取り戻していった
最近では、ナゴヤ球場のマウンドで投球練習を行い、ドラフト3位の森駿も打席に立たせ、実際に球種やコースを確認しながら投げ込んでいる
初登板に向けた意気込み
金丸は「やっとか、という感じです」と初登板に対する期待感を込めて語り、「プロの打者に対して自分の投球がどれだけ通じるのか、とても楽しみです」と心境を明かした練習を見守った小林2軍投手・育成コーチは「状態に問題がなければ、翌日の試合で登板する予定だ」と話している
金丸夢斗投手の初登板が近づいている中、その経験は彼自身の成長にとって大きな意味を持つ。特に、腰痛からの復帰を果たしての実戦は、精神的にも大きな自信を与えるだろう。ファンとしても彼の投球を楽しみにしている。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球において、セントラル・リーグやパシフィック・リーグの2軍チームが参加するリーグで、選手たちが実戦経験を積む舞台です。
- シート打撃とは?:投手と打者が対戦形式ではなく、特定の状況で投球を行い、打撃の練習を行うことで、選手の調子を確かめる練習方法です。
- ノースロー調整とは?:怪我や身体的な問題が理由で、投球を行わずにリハビリや体力作りに専念する期間を指します。