開幕戦を前に藤川監督が意気込みを語る
会見後、握手を交わす藤川監督(左)と新井監督(撮影・田中太一) 阪神・藤川球児監督(44)は、マツダスタジアムでの広島との開幕戦を控えた27日に行われた記者会見において、攻撃的戦術を強調した28日の試合に向けて、特に開幕投手の森下に対して「攻めの姿勢」を確立することが重要とし、キーマンとして佐藤輝を指名
一方で、全体のナイター練習においては、万全の準備を整える姿勢を示した
独特の緊張感が漂う中、過去の戦友である新井監督と並び立つ藤川監督は、「非常に楽しみ」と期待を寄せる一方で、冷静に試合の展望を語った
「私たちは先に攻撃が始まりますから、攻めの姿勢で森下投手に襲いかかる
球場に入った時から、一歩から踏み込んで、勝負を仕掛けていく」と述べ、ビジター特有の心理戦を最大限に活かす考えを述べた
昨シーズン、森下投手には3試合で1勝1敗、対戦防御率は1.13と圧倒的な強さを見せられたことから、藤川監督は「立ち向かわないといけない
モチベーション高く」と意気込みを示して、選手たちのメンタリティーの重要性を reiterateした
「一昨年はボールを見極めて、昨年はコントロールのいい投手に苦しめられた
私たちがどう変わろうとしているのか、皆さんに楽しみにして見ていただきたい」と、チームの変革を期待させる発言も
中心選手として名を挙げたのは佐藤輝で、「初回に打順が回るため、3番に入る佐藤がチームを牽引する」と語り、彼のリーダーシップに期待を寄せる
開幕前日から静かな戦いが始まっており、会見中、両者は一度も視線を合わせなかった
新井監督と藤川監督は阪神で共に5年間プレーした間柄であり、2008年の北京五輪でも戦った経験がある
新井監督は阪神からFA移籍し、その後再び広島へ戻るという経歴を持つ
藤川監督もメジャー移籍を経た後、四国ILの高知でプレーし最後は阪神でキャリアを終えた
このような人生観からも、明日の3連戦には多くのドラマが待っていると感じさせる
ナイター練習では、LED照明の導入とともに全面張り替えが施された内外野の天然芝の状態を確認した藤川監督は、「練習が雨に間に合ってできたので、コーチ陣も少しホッとしているでしょう」と述べ、準備が整ったことを報告
チームは「最高のメンバー」で開幕ダッシュを目指す
開幕戦阪神予想スタメン
打順 | ポジション | 選手名 |
---|---|---|
1 | 中堅 | 近本 |
2 | 二塁 | 中野 |
3 | 三塁 | 佐藤輝 |
4 | 右翼 | 森下 |
5 | 一塁 | 大山 |
6 | 左翼 | 前川 |
7 | 遊撃 | 木浪 |
8 | 捕手 | 坂本 |
9 | 投手 | 村上 |
キーワード解説
- 藤川監督とは?:プロ野球の阪神タイガースを率いる監督で、かつてはエース投手として活躍した特異な存在。
- 攻めの姿勢とは?:試合において積極的に攻撃を仕掛ける戦略で、結果を出すためには重要な考え方。
- キーマンとは?:試合やシーズンにおいて特に重要な役割を果たす選手のことで、勝敗に大きく影響する。
- コントロールとは?:投手の投球精度を指し、ストライクゾーンにボールを正確に投げる技術。