このスローガンはファンからの公募に基づいており、2000件以上の応募の中から高津臣吾監督が選定しました
※「捲土重来」とは、過去の失敗や苦境から立ち直ることを意味する言葉であり、1997年に野村克也監督が日本一となった際に使用したフレーズです
その精神を受け継ぐ形で、高津監督が再び日本一を目指しています
投手力向上を目指すヤクルト
2024年の先発投手の成績が不十分であると高津監督が認める中、2025年も同じ先発投手陣で戦うことが予想されますその中で注目される選手が、プロ5年目の職左腕・山野太一(25)です
山野は、東北福祉大学から2021年にドラフト2位で入団し、その年の4月にはプロ初先発を果たしましたが、苦しいスタートを切りました
初登板から2回途中で7失点し、その後は左肩の故障に悩まされ育成契約に
その後、再び支配下登録され、2023年8月にプロ初勝利を挙げるなど段階的に成長しています
沖縄キャンプ中には、楽天の浅村栄斗選手からアウトを奪うことに成功しました
投球スタイルの進化を遂げた山野は、クイック投法を取り入れ、多彩な変化球で打者との駆け引きを楽しんでいます
「浅村さんに打ち取れたのは自信につながった」とのコメントも残しています
このような成長を遂げた山野は、開幕からの広島との3連戦において、先発ローテーションに組み込まれることが期待されています
高齢のベテラン選手たちに学びながらも、自身の能力を伸ばす努力を続けている山野が2025年のヤクルト投手力向上に貢献することが望まれます
ヤクルトの今季のスローガン「捲土重来2025」は、過去の失敗を糧に未来を見据える前向きなメッセージが込められています。特に山野太一選手の成長が著しく、彼の進化がチームにとって大きな力になると期待されています。
キーワード解説
- 捲土重来とは?過去の失敗から立ち直り、再度挑戦することを意味する言葉で、古代中国の故事に由来します。
- 先発投手とは?チームの試合の最初から投げる投手のことで、試合の流れを大きく左右する重要な役割を担います。
- クイック投法とは?ランナーがいる状況で投手が早くボールを投げる技術で、盗塁を防ぐために用いられます。