特筆すべきは、横浜の2年生右腕・織田翔希選手の素晴らしい投球です
今大会4試合目の先発で、彼は最長の7回を投げ、初めて無失点を達成しました
織田選手の快進撃
試合は序盤から展開しましたが、織田選手は一回に1死一、三塁のピンチを迎えますしかし、彼は健大高崎の4番・小堀弘晴選手を相手に、直球で勝負を挑みました
事前に直球に狙いを定めていた小堀選手の期待を裏切り、空振り三振に仕留めました
その後も5番・栗原朋希選手にも全て直球で勝負し、見事空振り三振を奪いました
織田選手は「びびらずに投げられた」と語り、自信を示しました
続投の意志
村田浩明監督は本来、6回からエースの奥村頼人選手に継投するプランを描いていましたが、織田選手は自ら続投を志願しました7回には2死から連打を浴びる場面もありましたが、流れを引き寄せ、得点を許しませんでした
「最後まで投げきることができて良かった」と安堵の表情を見せました
心の成長と覚醒
準決勝までの4試合で先発を任され、彼自身も「役割を果たせていない」という思いが強かった織田選手胃腸炎や爪のケガによるアクシデントもありましたが、最大の課題として「自分の心の弱さ」を認識していました
初めての甲子園連戦で、周囲の存在が彼の実力を押しつぶしていたのです
前日のミーティングで村田監督は彼に「この試合がお前を怪物にする」と述べ、1998年に春夏連覇を果たした松坂大輔さんを引き合いに出し、「責任を持って投げてほしい」と激励しました
決勝への決意
織田選手は決勝戦に向けて、自身の役割を確立する決意を固め、「しっかり自分が試合を作って流れを引き寄せたい」と語りました横浜が待ち望んでいた彼の覚醒によって、センバツの頂点が見えてきました
横浜高校の織田翔希選手の成長が感じられた準決勝でした。初の甲子園での大舞台で、彼は無失点投球を達成し、チームを勝利に導きました。自らの心の弱さを認識し、監督からの期待を受け止めることで、彼は新たな投手としての覚醒を見せています。決勝戦でのさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説
- 無失点とは?無失点とは、ピッチャーが試合中に一度も得点を許さないことで、非常に困難な成績です。特に高校野球では強豪校との戦いやプレッシャーの中で達成することが求められます。
- 直球とは?直球とは、ピッチャーがストレートなボールを投げることで、力強い球速を持つタイプの球です。失敗せずに投げられることで、相手打者に威圧感を与えることができます。
- 継投とは?継投とは、試合中に複数の投手が交代しながら試合を進める戦戦略です。各投手の特性を生かし、相手打者に対する対策を講じることができます。