しかし、監督である藤川球児氏(44)は、試合結果には悲観的でない様子を見せた
先発投手の門別啓人(20)は高卒3年目でプロ初勝利を目指すも、結果として5回途中で8安打2失点を記録し、勝利を得ることができなかった
打線は広島の先発投手・森の前にわずか2安打に抑え込まれ、試合中に得点を挙げることができずに終わったが、藤川監督は来るホーム開幕戦への期待を述べた
初めての完封負けで、阪神は開幕戦で持っていた調子を維持できず、中でも新人監督としてのスタートは04年の岡田監督以来の敵地開幕3連勝の記録を逃した
しかし、藤川監督はその中でもポジティブな要素を見出す
「負けは事実ですが、試合の中ではチャンスもありました」と、選手たちの今後への意欲を示した
特に8回には、先頭の前川が死球で出塁し、梅野の右前打が続いたことで無死一、三塁という好機を迎えたものの、相手の好投と守備に阻まれた
センスある投手として期待される門別は、前回のキャンプからの実戦7試合で防御率0.00という記録を持っていたが、チームが長打を打ち取られ始めたのは4回の無死一、三塁の場面で、菊池による犠牲フライが決まった瞬間だった
自己最多となる球数111球を投じ、5回を投げて8安打2失点に終わるも、試合の流れを完全に渡さなかったことを評価したい
門別自身も「変化球の制球が甘くなり、自分から苦しくなってしまった」と振り返り、次戦に向けての修正を誓った
藤川監督は「気持ちを切り替えて、次の試合に臨む必要がある」と話し、4月1日から京セラドーム大阪で行われるDeNAとのホーム開幕3連戦での反撃を期待した
この試合には、阪神ファンの熱い応援もあるため、選手たちも気持ちを新たに再スタートを狙うことができるだろう
全力を尽くす阪神の姿に期待が高まる
今回の阪神の試合結果は残念だったが、ポジティブな要素も多く見受けられた。特に、藤川監督の前向きな姿勢が印象的で、選手たちも次の試合に向けて気力を新たにしていることが感じられる。これからのシーズンは長く続くため、失敗から学び、成長していくことが重要だろう。次戦での奮起を期待したい。
ネットの反応
阪神タイガースは今季の開幕戦を含む3連戦で2勝1敗の成績を残しましたが、ファンや評論家からは主に打撃面に関する厳しい指摘が寄せられました
投手陣は素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、打線の奮起が求められているようです
「この3連戦で分かったのは、投手は予想以上
打線は予想通り」との声があり、特に打力の低下が懸念されています
打てない際の選手起用についても疑問が呈され、「2割ちょいで長打なしの選手をレギュラーで使ってはいけない」との意見が目立ちました
また、「狙い過ぎもあったかも」といった具体的な課題指摘や、「木浪の打球は残念だった」などの選手個々への指摘もあり、ファンは結果を真剣に考えている様子がうかがえます
ただし、「まだ三試合だから」と寛容な意見もあり、成長の可能性に期待を寄せつつも、現状への危機感を持つファンが多いと感じられます
「次はDeNA戦だから井上をベンチ入りさせたい」といった次戦に向けた前向きな意見や、「ポジティブさが新井監督と似ている」といった期待する声も見られ、今後の展開に注目が集まっています
それでも負けが込むと打線の成績が心配され、この状態が続くようであれば、さらなる対策が必要になるでしょう
ネットコメントを一部抜粋
この3連戦で分かったのは、投手は予想以上。打線は予想通り。
次はDeNA戦だから井上をベンチ入りさせたいな。
負ける時はあっさりゼロで負けておいた方がよい。
このポジティブさ、新井監督と似ている。
まだ三試合だからな。
キーワード解説
- 藤川球児とは?:元プロ野球選手であり、阪神タイガースの監督。彼は選手としても非常に成功を収めており、引退後もチームを指導している。
- 完封とは?:試合において、相手チームが1点も取れないことを意味する。投手が非常に優れた内容で抑え込むことを示す。
- 防御率とは?:投手が1イニングあたりに与える得点の平均を示す数値であり、投手のパフォーマンスを評価する際に用いられる指標。
- ホーム開幕戦とは?:チームが自チームの本拠地で行う最初の試合。ファンの前でプレーする重要な試合である。