今年は、史上最大の下剋上を成し遂げ、悲願のリーグ優勝を目指す中、チームの前評判が注目されています
しかし、実際のところはどうなのか、毎年恒例のプロ野球解説者による順位予想から探っていきます
今回の順位予想は、スポーツ紙各紙とCSプロ野球ニュースの解説者98人のデータをまとめたものです
なお、解説者によって予想した時期や複数のメディアで異なる順位を付けている場合もありますので、その点をご了承いただければと思います
まず、順位別に見ると、優勝を予想した解説者は7人、2位が28人、3位が40人、4位が21人、5位と最下位をそれぞれ1人が予想しています
優勝予想が全体の約7%というのは少ない印象ですが、クライマックスシリーズ出場圏内であるAクラス予想は約77%に達しており、過去数年にはない好評を得ていると言えるでしょう
一方、昨シーズンと同じ3位がもっとも多く、約40%を占めています
この結果は、ある意味で妥当なものといえるかもしれません
ただし、Bクラス予想において5位と6位の予想者はそれぞれ1人のみであり、大崩れはないとの評価が多いようです
優勝を予想したのは、梨田昌孝氏(日刊スポーツ)、牛島和彦氏(スポーツニッポン)、彦野利勝氏(中日スポーツ)、藤田平氏(デイリースポーツ)、野村弘樹氏、平松政次氏、齋藤明雄氏(いずれもCSプロ野球ニュース)です
特に、チーム生え抜きOBである野村氏、平松氏、齋藤氏、また監督経験を持つ牛島氏の予想には、納得の声が多いです
しかし、梨田氏や彦野氏、藤田氏の予想は意外な選択だと言えるでしょう
特に藤田氏は阪神寄りの傾向が強いデイリースポーツ解説陣の中で唯一、ベイスターズの優勝を予想しており、古巣の阪神を3位に抑えている点は注目に値します
また、彦野氏は中日スポーツの解説者9名中7名が巨人の優勝を予想する中、ベイスターズを1位に挙げており、同紙でのベイスターズの評価が特に高いことが伺えます
横浜DeNAベイスターズは、新シーズンを迎えた際、多くの解説者から期待されつつも、少数の解説者からしか優勝予想を受けていない点が注目されます。評価の分かれ方から、チームの強さや課題が浮き彫りになり、今年のプロ野球シーズンがどのように進展するのかが楽しみです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球のポストシーズンを指し、各リーグの上位チームが優勝を争うトーナメント形式の試合です。
- 順位予想とは?スポーツ解説者やファンがシーズンの結果を予測することで、各チームの実力や戦力を分析した結果を示しています。
- 優勝予想とは?特定のチームがシーズンを通して最も成績の良い証として得られる位置を指し、プロ野球では深い意味を持ちます。

