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ソフトバンクの育成選手、大泉周也が3軍戦でマルチ安打を記録

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◆交流戦・ソフトバンク3軍5―2四国アイランドリーグplus香川(1日、タマスタ筑後)福岡ソフトバンクホークスの育成選手、大泉周也外野手(25)が1日、タマスタ筑後で行われた交流戦において、マルチ安打を記録した

この試合で大泉は「4番左翼」でフル出場し、4回にはフォークボールを右中間に運ぶ三塁打を放った

さらに、5回の2死一、二塁では真っすぐな球を捉え中前適時打を記録し、2安打をマークした

しかし、試合後のインタビューでは、自己評価が厳しいことを示した

「全部打ちたい思いがある中で、ミスショットが目立つ」と大泉は笑顔ではなく語った

4打数2安打という成績ながらも、初打席では空振り三振、4打席目は右飛に終わっている

大泉は「2軍で打たないと、やっぱり目にもとまらないので」と現実を受け入れ、自身の成績に対する納得感がないことを表明した

春季キャンプではB組(2軍)を完走したものの、ウエスタン・リーグの開幕以来、最初の4試合は無安打という結果に終わり、現在は3軍での出場を続けている

「春先、状態が良くて、開幕からスターダッシュしたいという思いが強かったが、公式戦が始まってからの気負いや焦りがあったのだと思う」と自己分析を行う大泉

試合後は毎回1時間半の打撃練習に励み、首脳陣の前でフリー打撃を行い、長谷川勇也R&Dグループスキルコーチとスイングのチェックを行う

大道典良3軍打撃コーチは、「2軍から来た時は、左膝が遠回りしていたが、一気に回れるようになった

打球も上がるようになって、状態がよくなってきた」と大泉の成長を評価している

また、2軍では同じ育成選手で外野手の山本恵大(25)と重松凱人(24)がますます存在感を示しており、大泉は「意識はするが、自分がやるべきことをしっかりやるだけ」と仕事に集中する姿勢を強調した

監督やコーチが練習を見守る中、大泉は早期に2軍での存在感を発揮することを目指している

今回の大泉周也選手のプレーは、プロの厳しさを物語っている。結果がすぐには出ないことが多い中で、自己分析をしながら成長を目指す姿勢は立派だ。競争が激しい外野手のポジションで、他の選手との競争を意識しながらも、自分の役割を果たそうとする姿には期待が集まる。
キーワード解説

  • マルチ安打とは?:1試合において2安打以上を記録することを指し、選手の打撃力が高いことを示す指標でもあります。
  • フォークボールとは?:投手が投げる変化球の一つで、打者に投げた時に浮き上がるような回転を持ち、落ちる軌道で打者を翻弄する特徴があります。
  • ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球における2軍リーグの一つで、西日本のチームが参加し、主に育成選手がプレーする場となります。

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