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ヤクルト、サヨナラ勝利で今季初白星!悲しみを背負い「弔い合戦」の決意を示す

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◇◯ヤクルト5―4広島●(2日・神宮) 長年ヤクルト球団を支えてきた衣笠剛会長と人気マスコット「つば九郎」の担当者が相次いで逝去し、球団にとって開幕前から悲痛な出来事が続いている中、ヤクルトが開幕4試合目にして遂に今季初白星を手にした

試合は4―4で延長戦に突入

十回表、ヤクルトは1死二塁の場面で丸山和郁がサヨナラ打を放つ

直前に山田哲人が申告敬遠され、丸山は「えっ、敬遠?」と驚き、動揺を隠せなかった

2球連続で甘い直球を見逃し、瞬く間に追い込まれた彼は、「ちょっと、やばいな」と不安を抱えつつも、心を立て直すことに成功した

丸山は際どいボールを見極め、粘り強く打席に立ち続けた

カウント2―2の6球目、低めのスライダーを捉えて右前に適時打を放ち、ゲームセット

試合後のヒーローインタビューでは「最高です」と笑顔を見せたが、ファンに向けたメッセージを求められると、その表情は一変した

「今年はキャンプから訃報が続き、僕らやファンの皆さんも悲しい気持ちだったと思います

そのお二人の分まで、絶対に今年は優勝します」と宣言し、仲間との約束として重い決意を胸に抱いた

前日は雨天中止により一夜遅れて迎えた本拠地開幕戦での初勝利

ヤクルトの「弔い合戦」が、ここから始まる

ヤクルトの今季初勝利は、ただの勝利ではなく、悲しい出来事の中での特別な意味を持っています。選手たちが感じている悲しみを力に変え、今後の試合に向ける姿勢は、ファンにとっても希望となるでしょう。丸山選手の決意表明から、チームの結束力がより一層高まることが期待されます。
キーワード解説

  • 申告敬遠とは?:試合中に打者を意図的に歩かせるため、守備側が審判に申告して行う敬遠の方法です。
  • 延長戦とは?:試合が規定のイニングを終えた後も同点の場合、勝者を決めるために追加でプレイすることを指します。

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