ロッテ高野脩汰、危機的状況を救う好投でチームを支える

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◇パ・リーグ ロッテ 2―3 オリックス(2025年4月3日 ZOZOマリン)ロッテ・高野脩汰投手(26)が、オリックスとの試合で緊急登板し、窮地を切り抜ける好投を見せた

元ソフトバンクの石川柊太投手(33)が、試合開始からわずか2回1死一、三塁の場面でオリックス若月選手への死球によって危険球退場となり、わずか21球でマウンドから姿を消してしまった

これにより、緊急で3年目の若手左腕高野が登板することになった

高野は「緊張する間もなく、ちょうど靴ひもを結んでいる状態だった」と振り返り、ブルペンで4球のキャッチボールを終えた後、急遽マウンドに立つことになった

この場面で1死満塁というピンチを迎えてしまうが、ルーキー麦谷選手に対し、まずは二ゴロを打たせてホームアウトにし、早速危機を切り抜けた

この瞬間、マウンド上での自身の状況をようやく認識できたという

高野は続く中川選手を右飛に打ち取り、ピンチから脱出した

3回以降は、コーナーを突く直球とキレ味鋭いフォークを武器に、3回2/3を4安打5奪三振無失点に抑える好投を見せた

「自分の持ち味は空振りが取れるスタイル

前にボールが飛ぶより三振の方が自分も高まりますし、チームも乗りますし、相手も悔しいところで、理想的なアウトの取り方だった」と力を込めた

チームとしては連敗が続いているものの、高野自身は3月29日のソフトバンク戦に続き、今試合でも素晴らしいパフォーマンスを発揮

「先発もしたいですし、中ロングも全然嫌いじゃないので、どんな起用の仕方でも使っていただける分、自分の力を発揮するだけだと思っているので、どんなポジションであれ全力でやっています」と語った

高野脩汰選手の今回の活躍は、緊急の状況においても冷静さを保ちながら投げたことであり、特に優れたリリーフ投手の資質を示しました。チーム全体が苦境に立たされている中で、若手が責任を果たし、次世代の選手に希望を与えるプレーは評価されるべきでしょう。
キーワード解説

  • 危険球とは? 野球において、投手が打者に対して危険な球を投げてしまうことを言います。特に頭部などに当たると非常に危険なため、ルールによって投手が退場処分になることがあります。
  • スクランブル登板とは? 本来登板予定ではない選手が、急な事情で投手としてマウンドに上がることを指します。故障や退場などで急遽登板することが多いです。
  • 奪三振とは? 投手が打者を三振に打ち取ることを意味します。三振は野球において投手の力を示す指標の一つとされ、しばしば試合の流れを変える要因にもなります。

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