オイシックス笠原が好投、NPB復帰を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<イースタン・リーグ:オイシックス2-1西武>◇4日◇ハードオフエコスタジアム新潟 オイシックスの先発左腕で新潟市出身の笠原祥太郎(30)が、元中日、DeNAの投手としての経験を活かし、勝ち星こそ付かなかったものの7回2/3を6安打1失点という素晴らしい投球を見せた

これにより、地元でのNPB復帰をアピールする結果となった

この試合はオイシックスが西武に2-1でサヨナラ勝ちを収めた

笠原はこの試合で95球を投げ、8回表2死一塁で降板したものの、要所では2個の併殺を奪うなど、しっかりとしたピッチングを見せた

「いつも走者が出ると焦ることが多いが、今日は落ち着けた」と彼は語った

また、3者凡退に抑えた回は4回と5回の2度あり、冷静にピンチを乗り切った

笠原が昨季から変更したチェンジアップが特に効果を発揮した

ピンチの場面で投げたこの決め球は、1回表1死二塁と7回2死三塁で空振り三振を奪うなど、彼の投球に大きな武器となった

「できる限り安定した投球ができており、次回はマダックスを狙いたい」と期待を寄せた

ここでのマダックスとは、自己完投かつ失点0で試合を制した際に記録される成果のことである

この日、ベンチからの期待を背負いながら出場した笠原は、今季初登板のロッテ戦で4回8安打4失点と振るわず、その後の巨人戦では6回1/3を4安打1失点と、徐々に改善の兆しを見せている

中日、DeNAを経て台湾でプレーし、昨季オイシックスに加入した彼は、2年目の今季に「結果を出せているので、この感じでいけたら」と自信を深めている

試合を決定づけたのは代打の中山翔太(28)だった

1-1の9回裏2死三塁という場面で、9番の藤原大智(25)に代わって打席に入ると、強烈な内野ゴロが相手の失策を誘い、サヨナラ勝ちにつなげた

後の取材に「失策なのであまり嬉しくないが、内容が良いので使われたという期待には応えられた」と高校生のような素直な感想を述べた

同じく武田監督も「コンディションは良い」と中山の活躍を評価した

オイシックスの笠原選手が投げた試合では、彼の冷静なピッチングが素晴らしかった印象を受けます。特にピンチの場面でのチェンジアップが効果的で、得点を許さなかった点が好評価に繋がったと思います。また、チームの代打中山選手の活躍もあり、結果的にサヨナラ勝ちに結びついたのは、彼らの努力が実った証でしょう。
キーワード解説

  • チェンジアップとは?投球の際に用いられる変化球の一種で、通常の速球に比べて速度が遅く、打者のタイミングを狂わせる効果があります。
  • マダックスとは?ピッチャーが自身の投球だけで試合を完封した状態を指し、失点が無い完全投球を意味します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。