広島・森下暢仁投手、今季初勝利を飾る~恩師善波氏の熱いエール
「広島8-2DeNA」(4日、マツダスタジアム)にて、広島カープの森下暢仁投手(27)が待望の今季初勝利を収めた開幕投手としての重責を担い、チームの“顔”とも言える森下投手は、今季の初戦では勝利を逃したが、続く試合で見事なピッチングを披露した
試合後、恩師であり元明大監督の善波達也氏(62)が本紙の取材に応じ、森下との約束を明かし、彼の活躍に期待を寄せた
森下投手の成長と強い絆
善波氏によると、森下投手はかつて「いつか開幕投手をやってみたい」と話していた彼の心の中には強い責任感があり、遂にその夢を叶えた形となった
初戦での苦い経験を経て、彼は1週間後のマウンド上で笑顔を見せ、ファンやチームメイトに勇気を与えた
師弟関係の重要性
森下投手と善波氏の関係は非常に強いもので、特に森下のルーキーイヤーには、全ての試合終了後に電話での連絡を取り合っていた善波氏は、「何を打たれたかを覚えておけば、それでいい」と、森下をサポートしていた
しかし、プロ入りからの2年目以降は思うような成績が出ず、焦りもあったとのこと
将来に向けた挑戦
昨年の契約更改時には、メジャー挑戦の夢を語った森下投手善波氏は、「今のままでは通用しない」と厳しい言葉を投げかけ、森下は「来季しっかりやります」と返した
これはただの目標ではなく、彼自身のプロとしての意識を高めるための重要な会話でもあった
プロとしての証明が必要
プロ野球選手として活躍するためには、ただ夢を語るだけではなく、実績で証明しなければならない善波氏は、「思っているだけではなく、実際に形にしなければプロではない」と強調する
森下選手は今後、相手エース級と対戦する機会が増えるが、その中で成長を遂げてもらいたい
善波氏の経歴
- 名前
- 善波 達也(よしなみ たつや)
- 生年月日
- 1962年8月11日
- 出身地
- 神奈川県
- 経歴
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年 所属 役職 1981-1984 明治大学 選手 1985-2003 東京ガス 選手 2004-2023 明治大学 コーチ・監督
キーワード解説
- 開幕投手とは?開幕投手は、シーズンの最初の試合に先発する投手のことで、チームのエースや信頼されている投手が選ばれることが多い。
- ルーキーイヤーとは?プロ入り初年度を指し、選手が経験や成長を著しくする時期でもあり、多くの指導とサポートが必要とされる。
- メジャー挑戦とは?日本のプロ野球からアメリカのメジャーリーグに挑戦することを指し、選手にとって夢の舞台であり、世界的に注目される。