ロッテ・一條力真、ファームでの成長と一軍昇格を目指す姿勢
ロッテのドラフト3位・一條力真投手(東洋大)は、プロ野球選手としての新たなキャリアをスタートさせた現在、ファームでの練習を重ねる彼は、「大学とはまるで異なる生活です」と語り、その違いを実感している
また、「アマチュア時代と比べて心構えやアプローチが異なる」とも話し、プロとしての意識の変化を強調した
安定感をテーマにした練習
一條は「安定感がないと投げさせてもらえない」との考えから、日々の練習で安定した投球を目指すファームに所属しているが、2月28日の韓国ロッテとの練習試合や、3月2日のソフトバンクとの「2025球春みやざきベースボールゲームズ」でも登板し、一軍の対外試合を経験した
「無理に力を入れたボールを投げると打たれてしまうことがある」と自己分析し、実戦を通じての課題を見つけた
フォークボールを武器に
昨年12月の新入団選手発表会で一條は、「フォークボールに注目してほしい」とアピールしていたフォークボールは、投手が投げるときにボールが急に落ちる独特の球種であり、打者にとっては見極めが難しい
しかし、現状は「フォークの感触は良いが、その他の球種の習得が課題」と冷静に語る
一條は、ツーシームの習得も目指しているが、まだ実践には至っていないという
ストレートの強化に奮闘
3月21日の西武二軍戦で公式戦に初登板した一條は、12球中10球をストレートで投げたこの場面において、「ストレートを重視している」と強調し、ストレートの安定した投球がフォークを生かすカギであると説明した
「フォームの整備が必要」と語り、安定した投げ方の模索に余念がない
他チームの同級生ドラフト1位・西川史礁(青山学院大)が注目を集めている中、一條は「ポジションが違うので比較しないが、お互いに刺激し合う関係でありたい」と前向きな姿勢を示した
一軍昇格を目指し、圧倒的な結果を出す決意を固めている
一條力真選手の取り組みと姿勢から、彼がプロ選手としての成長に真剣に取り組んでいることが伺えます。特にフォークボールやストレートの安定性を追求する姿勢が印象的で、今後の活躍が楽しみです。同期の選手たちからの刺激を受けながら、もがき続ける姿勢は今後の彼の成長を期待させます。
キーワード解説
- フォークボールとは?投手が投げる際にボールが急に落ちる球種で、打者にとっては見極めが難しい特徴があります。
- 安定感とは?投手が常に一定のパフォーマンスを発揮し、予測通りの球を投げるための能力を指します。
- ツーシームとは?ボールに左右のスピンをかけ、ストレートよりもわずかに変化する球種です。