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ソフトバンク、開幕からの苦しいスタートが続く中で周東が奮闘

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◇パ・リーグ ソフトバンク3―6西武(2025年4月5日 みずほペイペイD)5日、福岡のペイペイドームで行われたプロ野球パ・リーグの試合において、福岡ソフトバンクホークスの周東佑京内野手(29)が目立った活躍を見せました

周東は5回に2点適時打を放ち、一時同点に追いつくなど2安打を記録しましたが、チームは6−3で西武ライオンズに敗北しました

これによりソフトバンクは開幕から3連敗となり、本拠地での開幕5連敗は球団史上最悪の記録となりました

開幕7試合での成績は1勝6敗で、借金は5になりました

これは1988年以来37年ぶりの屈辱的な展開です

しかし、選手会長としてチームを引っ張る周東は、シーズンが始まったばかりだと前向きな姿勢を崩していません

5回のチャンスでは、周東が3ボール1ストライクのカウントから相手投手の隅田のチェンジアップをセンター方向へ打ち返し、2名が生還しました

「ビハインドの展開でつないだチャンスを生かそうと集中しました」と振り返る周東は、シーズン160安打を目標に掲げ、開幕から7試合連続でヒットを記録する好調を維持しています

同点に追いついた7回の守備では、外崎のコンタクトした打球を懸命に追いかけ、フェンスに激突しましたが、「全然、大丈夫です

何もないです」と笑顔で語り、次の試合に向けて意気込みを新たにしました

それでも昨季の王者であるソフトバンクは、シーズン初めから苦しい戦いを強いられています

借金5の状態は2021年の10月以来約3年半ぶりで、選手会長は「まだ開幕7試合

雰囲気は悪くない」と、チームの士気を高める発言をしました

小久保監督は、現在の苦境に対して「これより下はない」とし、改善の余地があると捉えています

この試合は「ソフトバンクホークス誕生20周年記念デー」として、特別ユニフォームが初めて着用され、多くのファンが会場を訪れました

試合前には歴代監督が一堂に会し、記念セレモニーも開催されました

ソフトバンクの開幕からの低迷ぶりは驚きを隠せませんが、周東選手の好調ぶりは希望の光です。特に自らの役割を果たし、チームを引っ張る姿勢が印象的です。新たな記録を更新しながらも、チーム全体がどのように改善していくかが今後の鍵となるでしょう。
キーワード解説

  • 適時打とは?:得点を生むヒットのことで、ランナーがいる状態で打者がヒットを打った場合に、そのランナーが得点する可能性がある打球のことを指します。
  • リードオフマンとは?:チームの攻撃の先頭を打つ選手のことを指し、出塁率や走塁能力が求められます。
  • 借金とは?:チームの勝ち数から負け数を引いた数がマイナスになることを表し、勝ち星よりも負けが多い状態を示します。

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