試合は2―0で迎えた9回、マウンドに上がった石山投手は、上林選手、細川選手、石川昂選手の3人を1イニングで連続3球三振に仕留めるという離れ業を披露した
この偉業は、1955年(国鉄)以来、71年ぶりに球団で2人目の記録となり、石山選手は「全く意識はなかった
ムーチョ(中村悠捕手)の構えているところにしっかり投げようとしか思っていなかった」と試合後にコメント
この言葉からは、緊張感を漂わせながらも、冷静にプレーを続けるプロ意識を感じさせる
石山選手は、通算531登板を誇るベテラン投手であり、試合の中で「本当に緊張しました」と語るように、最後のイニングを任された時の重圧を感じていたことを明かした
それでも、彼はこの仕事をしっかりと完遂し、勝利に貢献できたことを喜びとした
現在、石山選手は通算セーブ数を100に近づけており、「積み重ねだと思うので、あまり意識せず頑張りたい」と意気込んでいる
開幕から4試合連続無失点の頼れる36歳として、ブルペンを支える存在になっている
記録メモ
| 記録内容 | 石山選手が9回に3者続けて3球で三振を奪った |
|---|---|
| プロ野球での歴史 | イニング3者連続3球奪三振はプロ野球で21人目、23度目の記録 |
| セ・リーグでの記録 | セでは14人目(パ・リーグは7人、9度) |
キーワード解説
- セーブとは?:試合が終わる前に投手が登板し、チームがリードしている状況で、勝利を確定させる役割を果たすことを指します。
- 三振とは?:バッターが球を打たずにアウトになることを意味します。特に、3球でアウトにすることを「3球三振」といいます。

