この試合で古謝投手は5点のリードを持ち、9回には無死で走者を出すことなくロッテの高部選手を145キロの直球で左飛に仕留め、淡々とした表情でプロ初の完封を達成した
初完封の背景と意気込み
古謝投手は試合終了後に、「本当に完封はずっと目標にしていたので、今季1勝がそれに繋がり、非常に嬉しい」と語った相手打線を散発の3安打に抑えるパフォーマンスを見せた
球場特有の風を活かしたピッチング
古謝投手は、ZOZOマリンスタジアムでの初登板にも関わらず、球場特有の風を利用しつつ、最速150キロの直球を武器にしっかりと低めにボールを集めた結果、安定した投球を披露したピンチを切り抜けたストレート
試合中、唯一得点圏に走者を背負った3回では1死二、三塁の場面に直面しかし、古謝投手は、このピンチを内角148キロの直球で岡選手を見逃し三振、続く藤岡選手も外角147キロの直球で空振り三振に仕留め、難局を切り抜けた
成長を遂げた投球の秘密
古謝投手が得意とする「クロスファイア」は、右打者の内角を攻める特殊な投球スタイルで、湘南学院時代から習得してきたものこのスタイルを磨くことが、左投手としての成長に繋がると、母校の本萱監督に教えられてきたという
古謝投手は、開幕ローテーションに加わるまでの過程についても振り返り、ハワード選手の離脱によって代役としての立場で登板したことに触れた
「2試合で14イニング連続無失点」と言われる中で、この勢いをもって、今後も先発ローテーションの重要な一柱として成長していくことを目指す
「岸選手や早川選手と同じように、長いイニングを投げて結果を残したい」と意気込む古謝投手は、さらなる高みを目指して努力を続けることを誓った
古謝投手のプロ初完封勝利は、これからの彼のキャリアにおいて大きな意味を持つ。開幕ローテーション入りを果たした彼が、今後もさらに成長を続けていく姿が楽しみだ。一試合だけではなく、長いシーズンを通じての活躍に期待したい。
キーワード解説
- 完封勝利とは?:ピッチャーが試合中に相手チームに一点も得点を許さず、勝利することを指します。
- ローテーションとは?:チームの先発投手を決まった順序で交代させるポイントを指します。
- 直球とは?:投手が最も基本的なボールで、特に速球として知られる投球スタイルです。
- クロスファイアとは?:右打者の内側に投げる球で、左投手が効果的なピッチとして使う技術を指します。