この勝利により、阪神はリーグ順位で首位に躍り出ました
試合は4回に押し出し四球で得た貴重な1点を守り切る形で進みました
試合の大きなポイントは、阪神の藤川監督が先発投手の門別を6回のピンチで交代させた瞬間です
ここでマウンドに送り込まれたのは、育成ドラフト1位ルーキーの工藤
この交代は「一番使いたいところで、タイミング良く回ってきた
門別の投球テンポから工藤というのはすごくいいリズム」と藤川監督が述べる通り、成功を引き寄せる重要な決断となりました
工藤は最速159キロの直球を駆使しながら、好調の甲斐をフォークボールで三振に仕留めるなど、堂々としたピッチングを見せました
これに続き、7回にはリリーフエースの石井が登場し、無死二塁の危機を無失点で切り抜けました
また、8回には桐敷、最後の9回には守護神・岩崎が登板し、リーグ単独トップの4セーブ目を挙げました
藤川監督は「連投に制限は持っていない
勝てるところをしっかりと取り切れた」とコメント
自身の現役時代に通算で163ホールド、243セーブを記録した経験を活かし、選手の起用法に鋭い嗅覚を見せました
新任の監督が巨人戦で同一カードの3連勝を達成するのは、04年の岡田彰布以来となります
「ブルペンがチームの心臓です
今日の押し出しの1点でゲームが決まるほど野球は甘くないので、そこはラッキーだった」と、勝ちを喜びつつも謙虚な姿勢を見せた藤川監督
阪神は今後、甲子園の本拠地開幕を控え、更なる活躍が期待されます
藤川監督の采配が光った今回の試合では、若手選手の起用が成功を収め、チームの士気を高めました。特に工藤選手のピッチングは、今後の阪神の戦力として期待が持てる要素です。今後の試合に向けて、この試合での経験を活かした戦術が求められるでしょう。
キーワード解説
- 押し出し四球とは? 四球の一つで、打者がストライクゾーンにボールを打てずにボール球を選ぶことで、満塁の状況または得点圏に走者がいる場合に得点につながる重要なプレイです。
- リリーフエースとは? 短いイニングを投げる専任の投手のことを指し、試合の終盤で重要な局面を乗り越える役割を担います。特に、試合の流れを変える力が求められます。

