この一打は、彼のプロ初本塁打以来、707日ぶりのアーチとして注目されました
さらに、5回には中前打を放つなど、今季初のマルチ安打を達成し、バッティングでの存在感を発揮しました
今試合の結果、日本ハムはオリックスとの同一カードで3連敗を喫し、チームの勝率は5割に留まりました
しかし、矢沢選手はプロ3年目にして、背番号12の名を知らせるチャンスを活かすことができました
スタベンからの脱却
矢沢選手は、今シーズン開幕からスタメンの座を外れていた時期が続き、悔しそうな表情を浮かべる姿が印象的でした彼が使った造語「スターティング・ベンチ」という言葉が示す通り、試合に出られない辛さを感じていました
そんな中で、この日は5試合ぶりのスタメンとしての出場機会を得たことからも、彼のモチベーションは非常に高かったことが伺えます
練習の成果
「エスコンに戻ってきてから打撃練習ではいい感じだった結果を求めすぎず、振りにいく感じだった」と語る矢沢選手
初回、打席では高島選手のチェンジアップをしっかり捉え、コンパクトなスイングでボールをフェンス越えさせました
一方、守備面では課題も残りました
2回の守備において、福永選手の打球を捕球できなかったことを反省し、「あそこで捕れていれば、ゲームの結果も変わったかもしれない」と振り返っています
新庄監督も、矢沢選手のバッティングの良さを評価し、「いきなり応えてくれた」と称賛しました
これからもアピールを続け、さらなる活躍が期待されます
プロ初本塁打の振り返り
矢沢選手は2023年4月30日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を打っていますそのときは、8番・右翼として出場し、藤井選手の直球を右翼2階席へ運びました
打席数にして44打席目でのホームランは、チームにとっても重要な一打として記憶されています
日本ハムの矢沢選手がオリックス戦で見せた活躍は印象的でした。特に初回のホームランは、プロ入りからの成長を感じさせる一打であり、試合の流れを変える要因ともなりました。一方で、守備面の課題も残し、今後の成長に期待がかかります。
キーワード解説
- 二刀流とは? 投手と野手の両方として活躍する選手のことを指します。
- マルチ安打とは? 一試合の中で2安打以上を記録することを指します。
- スタメンとは? スターティングメンバーの略で、試合開始時に先発出場する選手たちのことを指します。