これにより、シーズン開始からの通算成績は5勝3敗1分けとなり、現時点で首位に立っています
この好調な滑り出しは、昨季はリーグ5位に甘んじた盗塁数が今季はリーグトップに浮上しており、阪神の“走る野球”が新たな姿を見せています
伝説の盗塁王からの教え
阪神の盗塁数は、2019年から5年連続でリーグトップを記録していた背景もあり、選手たちの走る意欲が重要視されていますしかし、昨季は41盗塁と不振に陥り、リーグ5位に留まりました
しかし、今季は始まったばかりの3カードで早くも7盗塁を成功させています
この成功の秘密の一つは、2月のキャンプで赤星憲広氏(元プロ野球選手)が臨時コーチを務め、選手たちに実践的な盗塁技術を教えたことにあります
積極性を取り戻すトレーニング
赤星氏は、投球がワンバウンドした際に次の塁を狙う練習を取り入れ、積極性を取り戻すことを重視しました「出塁した際の次の塁を狙う意欲を高めることで、盗塁成功の可能性を引き上げる」と彼は説明しました
このトレーニングは、捕手の配球面でも有効で、低めのワンバウンドを投げさせる際に相手チームにとっても難易度が増すからです
中野選手の復活
特に注目されるのが中野拓夢選手です彼はルーキーイヤーに30盗塁をマークした後、昨季は成功率が50%を下回る厳しい戦績に終わりました
その原因として彼自身が「アウトになってしまったらどうしよう」と不安を抱えていたことが挙げられます
この点を踏まえ、赤星氏は「悪いイメージを捨て、良いイメージだけを持つこと」とのアドバイスを送りました
今季は早くも3盗塁を成功させ、成功率は100%とこれまでの不安を払拭しています
王者奪還に向けての期待
阪神は今季、チームとしても2年ぶりのリーグ優勝を狙うために、好スタートを切っていることが分かります選手たちの成長とチーム全体の戦略が結実することが期待されています
阪神の好調なスタートは、盗塁数がリーグトップになったことが大きく寄与しています。選手たちが積極的に次の塁を狙う姿勢は、過去にはあまり見られなかったものであり、これがチーム全体の士気向上にもつながっています。また、中野選手の復活は特に注目されており、彼の持ち味であるスピードがいかんなく発揮されることを期待されます。
ネットの反応
阪神タイガースの今季に向けた「走る阪神」の方針に対するファンからのコメントが増えています
特に、赤星憲広氏がキャンプで伝えた走塁の重要性への期待感が強いようです
多くのコメントでは、選手の足に注目が集まっています
特に中野選手や近本選手について、盗塁の機会を増やしたいとの声が多く見受けられます
一部のファンは「阪神らしい攻撃的野球が戻ってきて嬉しい」と喜びを表現し、積極的な盗塁によって相手にプレッシャーをかけていくべきだという意見がありました
また、盗塁をすることで相手バッテリーを揺さぶるという戦略も重要視されています
さらに、過去の監督時代の走塁方針についても意見が分かれています
前監督・矢野氏の時代のように、失敗を恐れずに積極的に走る姿勢が評価されており、岡田監督の今季の方針には期待と不安が交錯しています
特に、「岡田監督は120%成功させろという方針が消極的につながるかもしれない」と懸念する声もあります
中には「走塁は単なる得点圏への進出だけでなく、相手の集中を分散させるためにも必要だ」といった意見もあり、単なる数字だけでなく総合的な戦術として注目されています
近本選手や中野選手の活躍が、今後のチームの成績に大きく影響するとの期待が寄せられています
全体的に、ファンは今年の阪神が走塁を駆使し、進化したチームに変貌することに期待を寄せています
ネットコメントを一部抜粋
今のところ良い感じに足を搦めた攻撃が出来ているという印象です。
今年は中野選手の復活に期待してます。
岡田監督の時はベンチからのサインだけで走っていたが盗塁成功率は昨年53.9%でリーグ最下位。
勝負事って、相手の嫌がることを見つけ、そこを突いていくことが大切なんだよね。
盗塁に積極的な姿勢を見せることで、相手バッテリーは「走ってくるかも?」と警戒してくれるだろう。
キーワード解説
- 盗塁とは? 野球において、バッターが打席に立っている間に走者が次の塁に進むことを指します。素早い判断力と俊敏性が求められ、成功すれば得点に繋がる重要なプレーです。
- 臨時コーチとは? 特定の期間やイベントのために一時的に指導者として採用される人のことを指します。通常のコーチ陣に加わる形で専門的な技術や知識を選手に教えます。
- 成功率とは? 盗塁や他のプレーにおいて、成功した回数を試みた回数で割った比率を指します。選手のパフォーマンスを測る指標の一つです。

