これまで勝ちパターンで起用されてきたヘルナンデス投手ですが、前回の5日の西武戦では1/3回で4失点、3試合で防御率27・0という苦しい成績が続いていました
今回の試合では、4点ビハインドの7回に登板
好調の頓宮を中飛に打ち取り、西野を二飛、広岡を空振り三振に退けました
驚くことに、全13球をストレートのみで勝負しました
ヘルナンデス投手は「今日はすごく良かったと思う
前回の試合では変化球をたくさん投げてしまって、調子が出なかった
自分は直球で押していくピッチャーであることを再認識し、いい結果が出た」と語りました
その後、チームは8回に3得点を重ね、反撃を開始しました
小久保裕紀監督は「失点が続いていたヘルナンデスをビハインドで投げさせた
全て直球での勝負は、流れを変える大きな要因となった」と振り返りました
ヘルナンデス投手の復調は、チーム全体にとっても重要な意味を持っています
首脳陣が彼をビハインドで起用した狙いは明確であり、ヘルナンデス自身も「首脳陣としては狙いがあったと思う
競った試合でも点差が開いている試合でも、信頼されているなら自分は投げ続ける」と力を込めました
オール直球の13球は、敗色ムードが漂っていたチームの流れを変え、失点が続いていた自身の運も好転させるかもしれません
ヘルナンデス投手の復調は、ソフトバンクにとって非常に重要です。特に、彼が直球勝負にこだわったことで、チームに勢いをもたらしました。このような投手の意識改革は、チーム全体の士気を高めるきっかけになるかもしれません。今後の彼の投球が楽しみです。
キーワード解説
- ヘルナンデスとは?ソフトバンクに所属する28歳の投手で、これまでの登板では防御率が低調でしたが、この試合では見事な復活を果たしました。
- 直球とは?投手が投げる最も基本的な球種で、強いスピードでまっすぐに飛びます。打者にとっては読みづらく、ピッチャーにとっては勝負球となります。
- 防御率とは?投手が与えた失点を、投球回数で割った数値です。小さければ小さいほど良いとされ、成績を評価する重要な指標です。

