試合は0−2で迎えた五回、増田が左腕のケイが投じた153キロの速球を捉え、左中間に二塁打を放つ
その打撃はチームにとっての初安打であり、「自分は力が入るとファウルになってしまう
打つポイントだけを意識して、言い聞かせながら打った
チームとしてなかなか1本出ていなかったので、1本出したいなという気持ちでいきました」と語った
増田は9日の阪神戦では代打で登場し、同点となる適時二塁打を放ち、勝利に貢献した
今回の試合では、対左投手における打率は・429(7打数3安打)という安定した成績を残し、微妙なスタンスを保ち続けた
「代打でいくときも左投手だし、きょうも(先発は)左投手
いつでもスタメンで出られるよう気持ちの準備はしていたので〝よし来たな〟と
いい結果につながってよかった」と増田は自信に満ちた表情で語る
試合は1点差で敗れたが、増田は八回に石田から右前打、九回2死満塁ではウィックから押し出し四球を選び、打点を上げた
チームは0−5から4得点をあげる追い上げを見せ、増田は「すごく今、チームがいい状態というか、皆で頑張ろうという意識が芽生えている
その気持ちに乗って、次につなぐんだという気持ちだった」と述べた
横浜高時代に何度もプレーした思い出の横浜スタジアムでの活躍に、増田は高津監督からも高い評価を受けている
「シュウ(増田)はバットを振っていって、何とか結果を出すスタイル
思い切りがいい
もちろん配球をよんだりもするけど、仕掛けていく姿勢が素晴らしい
見ていて期待が持てる」と信頼を寄せられている
増田にとって母校の横浜高が3月の選抜大会(甲子園)で優勝したこともあり、「僕ものっていきたい」と意気込みを見せた
増田珠選手の活躍は、チームにとって貴重な存在であり、今後の試合でも彼の打撃が鍵を握ることが期待される。特に左投手に強い打率は、機会を増やす要因となりうる。今後の成長が楽しみな選手だ。
キーワード解説
- 打点とは?:試合での得点に貢献した選手に与えられる指標。打点を記録することで、自らの打撃がチームにどう貢献したかが示される。
- スタメンとは?:試合開始時に出場する選手のこと。スタメンに選ばれることは、その選手がチームでの信頼を受けていることを意味する。
- 対左投手とは?:左腕の投手に対して打者が持つ成績。左投手に強い打者は、右打者にとっては相対的に有利な立場となるため、注目される。

