試合はタマスタ筑後で行われ、藤田投手は6回に3番手としてマウンドに上がり、高知の中軸を力で抑え込む見事なピッチングを見せました
左肘の違和感を経て復帰
藤田投手は2月末に左肘に違和感を抱え、その後の調整が続いていましたが、「感覚は少しずつよくなっている」とコメント実戦への復帰を果たすことができました
今回の登板では1イニングを三ゴロ、遊ゴロ、遊ゴロと抑え、順調な回復を印象付けました
球速とフォームの改善が課題
藤田投手は、四国アイランドリーグplusの徳島から育成ドラフト7位で入団し、182センチの長身から最速148キロを誇る快速球が最大の武器とされています春季キャンプでは実戦形式の練習「ライブBP」に初登板し好評価を受けていましたが、その後に調整を強いられていました
コーチ陣からの期待
藤田投手の能力を高く評価している倉野信次投手コーチは、「こんなに良かったんやな」との言葉で彼の実力を認めています出場した試合では最速139キロを計測し、「真っすぐに関しては納得がいっていない」と自身の成長を求める姿勢を示しました
チーム内での競争激化
奥村政稔3軍ファーム投手コーチは、昨年のアジアウインターベースボールリーグでの成績も引き合いに出し、さらなる成長を期待しています今季は新たな育成選手も加わり、チーム内の競争が激化している状況です
「取り組む姿勢が昨年より変わった」と語る奥村コーチの言葉からは、藤田投手の覚醒が待たれる状況が伺えます
藤田淳平投手の復帰は、チームにとって明るいニュースです。左肘の違和感からの回復を果たし、実戦でも成果を見せたことは、彼自身の自信に繋がるでしょう。また、コーチ陣からの期待の声も上がっているため、今後の成長が楽しみです。チーム内での競争も新たなモチベーションとなり、更なるパフォーマンス向上が期待されます。
キーワード解説
- 育成ドラフトとは?:プロ野球において、選手の育成を目的として行われるドラフトで、主に育成選手が選ばれます。
- ライブBPとは?:実戦形式で投手が打者に球を投げる練習で、実際の試合に近い環境で行われる練習方法です。
- 最速とは?:ピッチャーが投げたボールが記録した最高のスピードのことで、選手の投球能力を評価する際の重要な指標となります。