特に注目すべきは、初めて打順で並んだ3番の森下翔太外野手（24）と4番の佐藤輝明内野手（26）の活躍である
初回から流れを掴む
試合序盤、阪神は初回1死三塁の局面を迎えたこの状況で森下が放った中前への適時打が先制点となり、阪神に貴重な1点をもたらした
これにより、試合のリズムは阪神に傾き、その後の展開が期待される形となったが、5回までは両チーム無得点が続いた
6回の猛攻で試合を決定づける
6回には、再び森下が強い打撃を見せ、右前打で出塁その後、佐藤輝が右中間に適時三塁打を放った
佐藤輝は「才木がナイスピッチングをしてくれていますし、展開的にも追加点が欲しい場面だったので、いいタイムリーが打ててよかったです
（森下）翔太もよく走ってくれました」とコメントした
この追加点は、試合の流れを固める重要な得点であった
打線のつながり
続く5番の大山悠輔内野手（30）も中前適時打を放ち、6番の前川右京外野手（21）も右前打で続いた7番の梅野隆太郎捕手（33）は、相手の左翼手の頭を越える見事な2点適時打を打ち、ヤクルトの先発投手・奥川恭伸（23）から5点を奪い去った
ヤクルトはここで投手交代を余儀なくされ、試合の主導権を完全に握った
選手たちのコメント
試合後、大山は「連打が出て、いい流れでしたし、才木のためにもなんとかもう1点という気持ちだったので、ランナーをかえすバッティングができてよかったです」と、共闘する仲間への感謝と、チームワークの大切さを語った各選手の意識の高さが、チームの勝利につながったことは間違いないだろう
阪神の勝利は、選手の連携やチームワークが特に光った試合だった。森下と佐藤輝のコンビに加え、他の選手たちも好調な打撃を見せ、全体的にバランスの取れた攻撃が実を結んだ。また、投手陣の働きもこの勝利に寄与したと言える。
キーワード解説
- 適時打とは？：試合での得点につながる打撃のことで、ランナーが得点圏にいる時に打つと特に重要です。
- タイムリーとは？：状況によって得点をもたらす打撃のことを指し、特にランナーがいる時に打つ打撃が含まれます。
- 連打とは？：連続して打者がヒットを打つことを示し、これによってチームが攻撃のリズムを作ることが可能です。
