中日・柳裕也、広島を封じ込み今季初勝利を挙げる
◇16日 広島0―2中日(マツダ) 中日・柳裕也投手(30)が広島戦での驚異的な投球を披露し、7イニングを投げて4安打無失点という鮮やかな結果で今季初勝利を飾った柳はこの試合での投球により、今季の防御率を0.90にまで引き上げ、開幕から過ごした3試合でも安定したパフォーマンスを示した
昨年の開幕投手を務めた柳は、昨シーズンの成績が4勝5敗と苦労したが、今年は明らかに別人のようだ
好調な広島打線を相手に立ち向かい、自信を持って投球を展開
試合後、柳は「生きて帰ってこられてよかったです」と感慨深げに話したが、その言葉には深い意味がある
実際、15日に行われた試合ではチームメートのマラー投手が3イニングで6失点という厳しい結果に終わっており、柳に寄せられた期待も大きかった
井上監督からは「生きるか死ぬかぐらい気持ちの入った投球をすれば、違った感じも出てくるかもしれない」と激励され、その言葉に応える形で成長を見せた
柳はこの試合を通じて、開幕からの計20イニングでわずか2失点という安定感を誇っている
「広島戦が続くのは分かっていた
意識して配球していました」と自身の投球を振り返った柳
チームが連勝を必要とする中、彼は直球主体の投球スタイルを貫き、緩急を駆使しながら打者を打ち取る方法を模索した
特に、初回は7球で三者凡退に抑え、試合の流れを掴むことに成功した
6回にはピンチを迎えるも、落ち着きを保ちながら重要な場面を乗り切った
先頭の会沢選手に左翼線へ二塁打を許したものの、後続をしっかり封じ込むことで試合展開を有利に進めた
7回裏には、ボスラー選手の先制打が生まれ、この日を勝利に導いた
柳選手は30代に突入し、「野球選手…いや人生の折り返しかもしれない」と冗談を交えながらも、昨年の経験を生かし、自身が持つ技術を次世代に生かそうと努力している
最後に彼は「死に物狂いでやります」との決意を示し、先輩たちがユニフォームを脱いでいく中、自身はチームのために全力を尽くす姿勢を明らかにした
中日・柳裕也選手の投球は印象的で、昨年の苦戦を乗り越えた姿勢が感じられました。ピンチをしっかりと乗り越えられる冷静さや、持ち味である直球主体の投球は、若手選手にとっても良い手本になるでしょう。柳選手の成長ぶりは、今後の中日の成績にも大きく寄与することが期待されます。
ネットの反応
中日ドラゴンズの柳裕也選手が最近の試合で2週連続で7イニング無失点を達成したことを受けて、多くのファンからのコメントが寄せられました
柳選手は、自身の投球に対し「意識して配球していました」と語り、捕手との連携を重視した姿勢が評価されています
コメントの中には、柳選手がこれまで抱えていた初回の失点の悩みが解消されつつあるとの意見もあり、彼の成長を期待する声が多数見受けられました
また、石伊捕手とのバッテリーの連携が好感触であり、二人のパートナーシップがチーム力向上の鍵になるとの見解も表明されています
ファンからは、「今年はピッチャー3冠を狙える」といった期待の声や、「柳選手の投球は2021年の最優秀防御率を上回るものだ」との感想が寄せられています
試合中のプレーの細かい部分に関しても褒められており、特に守備や攻撃面での結束が強まっていることがファンからの注目ポイントになっています
そして、石伊選手自体もバッティング面での期待されているため、今後の成長に期待する意見も多いです
「この試合は運もあったが、柳選手は本当に素晴らしかった」というコメントからも、チームへの期待が感じられます
全体的に、ファンは柳選手の快投を素直に称賛し、チームの未来に希望を持っていることが強調されています
ネットコメントを一部抜粋
捕手に対して首を振ったりしてましたもんね。
柳さんの初回失点病が無くなればセ・リーグNO1の実力があると思います。
今年にかける柳さんの魂のこもった投球素晴らしいです。
柳はすばらしかった!あとは大野、涌井が戻ってくればピッチャーは安泰。
石伊がすごくいいね。もっと出場機会を増やして欲しい!
キーワード解説
- 防御率とは? 防御率は投手の成績を表す指標で、投手が9イニングを投げた場合に許した得点の平均値を示します。数値が低いほど投手の成績が良いことを意味します。
- ピンチとは? 試合の中で得点を許す危険性が高い状況を指します。ピンチを乗り切るかどうかが試合の勝敗を左右することがあります。
- 配球とは? 投手がどの球をどのようなタイミングで投げるかを決めることを指します。打者の特性や試合状況に応じて変化します。

