今年からニューヨーク・ヤンキースが導入したこの新しい形状のバットは、開幕3試合で15本のホームランを生み出すなど、その効果が証明されています
注目の「魚雷バット」について、CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』で詳しく語られました
魚雷バットとは?
魚雷バットは、その名の通り魚雷のような形状をしており、先端が細く、芯(バットのボールを最も効果的に当てる部分)がややグリップ寄りに位置していますこの形状はボーリングのピンに似ているかもしれません
重要な点は、規定内の形状であるため、ルール違反ではないということです
このバットの開発者は、アーロン・リーンハート氏で、彼は昨年までヤンキースのフィールド・コーディネーターとして活動しており、今年からはマーリンズに所属しています
リーンハート氏はマサチューセッツ工科大学で物理学の博士号を取得しており、彼の理論によれば、バッターはボールを当てる際に最も当たる場所が芯ではなく少し手元であるとのこと
そのため、芯を手元に移した形状にしたというわけです
ドラゴンズ選手の反応
この魚雷バットに対する名古屋ドラゴンズの選手たちの反応も興味深いものでした若狭アナウンサーが話を聞いたところ、6名の選手の間で「興味がある」と「興味がない」が半々に分かれました
興味があると答えたのは大島洋平選手で、彼は「色々なバットを試すことには抵抗がありません」と述べています
彼はまだメーカーとは話をしていないようですが、「試してみてもいいかなと思っている」とのことでした
しかし、大島選手は「過去に色々なバットを使ってみても、結局いつも同じバットに戻る」とも語っています
牛の骨のバットとは?
大島選手が愛用しているバットは、今年から解禁された「牛骨バット」ですしかし、「牛骨」といっても実際に牛の骨で作られているわけではありません
昭和の時代には、牛の骨でバットをゴリゴリしごいてその木目を締め、飛ぶバットを作ろうとした選手たちがいました
現在の牛骨バットは、各メーカーが木目を締めるための加工技術を用いて製作されています
今回の魚雷バットに関する話題は、プロ野球の選手間でも興味を引いているようです。特に、選手が自身の打撃スタイルに合わせて新しい道具を試す姿勢が大切なのかもしれません。一方で、選手には通常のバッティング操作に慣れ親しんでいるため、あえて新しいものを積極的に取り入れるかは慎重な判断が求められます。
キーワード解説
- 魚雷バットとは? 魚雷バットは、先端が細く、芯が手元に近い形状を持つバットのことを指します。この独特の形状により、ボールを効果的に当てることが可能です。
- 芯とは? バットの芯は、ボールをヒットした際に最も反発力が高い部分を指します。これを正確に捉えることがヒットを飛ばすカギとなります。

