西武ライオンズが61年ぶりの無安打有失点試合でソフトバンクを下す

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西武、61年ぶりの珍記録でソフトバンクに勝利

◆パ・リーグ 西武2―1ソフトバンク(18日・ベルーナドーム) 西武ライオンズは、61年ぶりとなる無安打有失点試合でソフトバンクを下した

先発投手の今井達也(26歳)は、無安打ながらも7回に四球絡みで失点を許し、最終的に8回1失点という成績で試合を終えた

一方、9回は平良海馬(25歳)が3人で締めくくり、結果的に無安打1失点での勝利を収めた

この「無安打有失点試合」は、1964年の近鉄以来、プロ野球では5度目の記録となり、過去のノーヒットノーラン(無安打試合)よりも珍しいとされている

試合の展開

試合は、今井投手が8回2死の場面で代打の嶺井に対して155キロの速球を投じ、見逃し三振を奪った

その瞬間、今井は雄たけびを上げ、力強く胸を叩きながらマウンドを降りた

8回を無安打で切り抜け、記念すべき通算50勝目を達成した今井の表情には、今季への強い思いが見て取れた

圧巻の投球内容

試合開始から全力を発揮した今井は、特に初回においても158キロの速球を投げ込み、全体を圧倒するパフォーマンスを見せた

特に常時150キロ台中盤の直球は、昨年のパ・リーグ王者であるソフトバンク打線に対しても無類の威力を発揮した

結果、6回まではノーヒットノーランを継続し続け、試合の序盤からファンを魅了した

チームの意気込みと記録

試合中には「ライオンズ75周年シリーズ」として特別なイベントが行われ、OBの森祇晶さんも登場

特製ユニフォームを着用した選手たちは、この伝統的な行事の中で記録的な試合を達成した

今井は試合後に「これからもライオンズの名に恥じない活躍をしたい」と力強く語った

記録的な勝利

西武はこの勝利で本拠地初白星を獲得し、勝率を5割に戻すことに成功した

今井は「投げるイニングは常にゼロに抑える」という強い意志を持つエースとして、これからのシーズンに向けた意気込みを新たにした

今井投手が達成した無安打有失点試合は、非常に珍しい出来事であり、多くの野球ファンを感動させた。投手としてのパフォーマンスが際立つ中、チーム全体の意気込みも感じられる試合だった。今後の試合もこの勢いを維持し、さらなる記録を期待したい。
キーワード解説

  • 無安打有失点試合とは?無安打有失点試合は、チームが安打を1本も記録せずに得点を挙げる試合を指します。これは非常に珍しい記録であり、通常、チームが安打を打たずに勝つことは難しいためです。
  • ノーヒットノーランとは?ノーヒットノーランは、ピッチャーが相手チームに安打を一切許さずに試合を投げ抜くことを意味します。これはピッチャーにとって非常に名誉な達成で、野球の中でも特に注目される記録です。
  • セーブとは?セーブは、試合の終盤に登板し、チームのリードを守って勝利に導く選手に与えられる記録です。投手が形成する重要な役割の一つであり、試合の結果に大きく影響します。

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