阪神、完封負けからの巻き返しを狙う—伊原投手のプロ初先発に期待がかかる

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「阪神0-3広島」(19日、甲子園球場)での試合で、阪神タイガースは守備が乱れ、打線も振るわず今季3度目の完封負けを喫しました

試合後、藤川球児監督(44)は「野球になってないですね」と厳しい言葉を残しました

これにより今季の甲子園での戦績は1勝5敗、全体のホームゲームでは1勝7敗1分けと厳しい状況が続いています

翌日の広島戦(甲子園)では、プロ初先発を果たす阪神のドラフト1位である伊原陵人投手(24)(NTT西日本)が、初陣への意気込みを語りました

「とにかく0で抑えられたらいいんで、ランナーを出しても粘り強く投げたい」と語る伊原投手

チームの甲子園連敗を止める期待がかかっています

広島との初戦での智弁学園の先輩・村上選手が二回に打ち込まれ、一挙5失点を喫したことが印象に残る中、伊原投手は「打線の状態はいいと思う」としつつも、「うまく調子の良さを逆手に取れればいい

対策を練ること、自分のボールを投げることが大事」と強気に自身のスタンスを表明しました

伊原投手はこれまで中継ぎとして6試合に登板し、防御率は驚異の0・00を記録しています

開幕カードの3月30日に広島打線と対面し、2回を投げて1安打無失点で切り抜けた実績があります

次回の対戦では「試合の中で工夫していくだけなので」と柔軟に対応する姿勢を見せています

準備は万全で、中7日の調整を経て「ずっと同じ感じでできている」と自信を見せた伊原投手

プロ入り後初の打席を迎えるにあたり、入念な走塁練習を行うなど、万全の準備が整っています

「久しぶりなのでどうなるか分からないが、バッターもランナーも楽しみたい」と前向きな姿勢をかたくなに保つ姿が印象的です

当日は「まだないですけど、当日は多分緊張するので

いい緊張でマウンドに上がりたい」と語り、応援に駆けつける家族の前でも好投を目指すと意気込みを見せました

連敗ストッパーとして期待される伊原投手が、聖地でプロ初勝利をしっかりと掴むことができるのか、ファンは息を飲んでその瞬間を見守ることでしょう

阪神タイガースは現在、厳しい戦局に直面しており、特にホームゲームでの成績が振るわない状況です。こうした中で新人の伊原投手が初先発を控えていることは、チームにとって大きな望みとなっています。投手としての実力を試す貴重な機会であり、彼のパフォーマンスがチーム全体にどのような影響を与えるのか、注目されるところです。
キーワード解説

  • 完封負けとは?:試合で得点を一切あげられずに敗れることを言います。このような結果はチーム全体に悪影響を及ぼすことが多いです。
  • 防御率とは?:ピッチャーの成績を表す指標の一つで、投球イニングあたりに許す自責点の平均値を示します。数値が低いほど投手の実力が高いとされます。
  • 中継ぎとは?:先発投手が投げ終わった後に登板する投手のことを指します。試合をうまく繋ぐ重要な役割を担っています。
  • 聖地とは?:特定の球団や地域において特に大切とされる球場のことを指します。ファンにとって思い出の場所でもあります。

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