DeNA、児童向けの「ベースボール型授業」教材を制作しプロ野球の魅力を伝える

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 横浜DeNAベイスターズは、2025年4月21日に小学校体育の必修授業「ベースボール型授業」を支援する教材動画とデジタルブックを制作したことを発表した

この授業は、子供たちが「捕る」「投げる」「打つ」「走る」といった基本的な動作を通じて、身体全体を動かす楽しさを学び、同時に「考える力」や「問題解決能力」、さらには「協調性」を養う目的で2011年から全国の小学校で義務化されている

 しかし、これまでのところ、教員向けの教材は一部を除いてほとんど存在せず、現場での指導に苦慮している教員が多いことが調査から明らかになっている

教員からは「ルールが複雑」「動作が難しい」といった感想が寄せられ、導入のハードルが高いことが課題の一つであった

 これを受けて、DeNAは2024年に特別に児童向けの教材動画を作成し、神奈川県内の6校、16クラスを対象にモデル授業を実施した

さらに、ベースボールスクールのコーチによる「ベースボール型授業指導勉強会」が開催され、教員に対して指導法のノウハウが伝授されている

 今回制作された教材には、児童向けの動画21本と教員向けの動画4本、そしてそれぞれの手引きとしてデジタルブックも用意されている

これらはすべて横浜DeNAベイスターズの地域貢献活動紹介ページ『B みらいアクション』からダウンロード可能で、全国の小学校の児童と教員が利用できる

この取り組みを通じて、プロ野球の魅力を広めるとともに、次世代を担う子供たちの成長を助けることを目指している

今回、DeNAが制作した教材は、プロ野球の普及と次世代を担う子どもたちへの影響を強く感じさせるものです。特に、教員が指導に困難を感じている現状を改善する姿勢は評価に値します。子供たちが野球を通じて楽しみながら学び、成長していく姿を想像すると、今後の教育におけるスポーツの重要性が再確認されることでしょう。
キーワード解説

  • ベースボール型授業とは? これは小学校の体育の必修科目で、野球を通じて様々な運動能力を養う授業です。
  • デジタルブックとは? これは電子版の本で、インターネット経由でアクセスできる教材のことです。
  • 協調性とは? これは他の人と一緒に働くことができる力で、チームワークや友達との関係を築くために大切です。

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